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Excel×Googleマップ:ワンクリックでルート検索を実現!業務効率化の徹底解説

Excel×Googleマップ:ワンクリックでルート検索を実現!業務効率化の徹底解説

この記事では、ExcelとGoogleマップを連携させ、ワンクリックで得意先へのルート検索を可能にする方法を解説します。日々の営業活動や顧客訪問で移動が多いビジネスパーソンにとって、移動時間の短縮は業務効率を大きく左右する重要な課題です。この記事を読めば、あなたのExcelスキルを活かし、Googleマップとの連携を実現し、業務効率を格段に向上させることができます。

エクセルからグーグルマップのルート検索をワンクリックでできるようにしたいです。以下のようなデータがあります。

1 A列 B列 C列

2 得意先 得意先住所 地図表示

今は、以下のハイパーリンクでB2にある住所をC2の「地図表示」を押せばグーグルマップが起動して得意先の位置を表示することができます。(3000行程度あります)

=HYPERLINK(“http://www.google.co.jp/#sclient=psy-ab&hl=ja&source=hp&q=”&B2,”地図表示”)

この機能をパワーアップしたいのですが、C2の「地図表示」を押せば、自支店の住所(固定です)から該当の得意先までのルート表示ができればと苦戦しております。

ハイパーリンクでは、できないものでしょうか?また、できないのであれば、どのような方法がありますか?

早々にご回答いただき、ありがとうございます。VBAでも全然良いのですが、初心者のもので・・・いただいたコードをデータのあるシートのVBAコードとして貼り付ければ動くのでしょうか?

①貼り付け方②B2指定でなくC列に「地図表示」という言葉を3000行程度並べていますので、それぞれをクリックすればルート検索できるよう にしたいです。よろしくお願い致します。

1. 現状の課題と解決策の概要

ご質問ありがとうございます。Excelのハイパーリンク機能を利用してGoogleマップを表示することはできますが、ルート検索をワンクリックで行うには、さらに工夫が必要です。現状の課題は、

  • ハイパーリンクだけでは、出発地と目的地を指定したルート検索ができない
  • 3000行のデータに対して、効率的にルート検索を実行する方法がない

これらの課題を解決するために、今回は以下の2つの方法を提案します。

  1. VBA(Visual Basic for Applications)を利用した方法:ExcelのVBAを使って、Googleマップのルート検索URLを生成し、ハイパーリンクを設定します。
  2. Google Apps Scriptを利用した方法:Googleスプレッドシートにデータを移行し、Google Apps Scriptを使って同様の機能を実装します。

それぞれの方法について、メリットとデメリットを比較しながら、具体的な手順を解説していきます。

2. VBAを利用したルート検索の実装

VBAを利用することで、Excel内でGoogleマップのルート検索を簡単に実現できます。以下に、具体的な手順とコード例を示します。

2.1. VBAコードの作成と実装

まず、ExcelのVBAエディタを開きます。以下の手順で操作してください。

  1. Excelを開き、[開発]タブをクリックします。もし[開発]タブが表示されていない場合は、[ファイル]→[オプション]→[リボンのユーザー設定]で[開発]にチェックを入れてください。
  2. [Visual Basic]をクリックしてVBAエディタを開きます。
  3. VBAエディタのメニューから[挿入]→[標準モジュール]を選択します。
  4. 以下のVBAコードを標準モジュールにコピー&ペーストします。

Sub CreateRouteLinks()
    Dim ws As Worksheet
    Dim lastRow As Long
    Dim i As Long
    Dim address As String
    Dim originAddress As String '出発地点の住所
    Dim routeLink As String

    ' 出発地点の住所を設定(固定)
    originAddress = "あなたの会社の住所を入力してください" ' 例: "東京都千代田区〇〇1-1-1"

    ' シートと最終行を取得
    Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1") ' データがあるシート名に合わせてください
    lastRow = ws.Cells(Rows.Count, "B").End(xlUp).Row ' B列の最終行を取得

    ' 各行に対してハイパーリンクを作成
    For i = 2 To lastRow ' 2行目から開始
        address = ws.Cells(i, "B").Value ' B列の住所を取得

        ' Googleマップのルート検索URLを生成
        routeLink = "https://www.google.com/maps/dir/?api=1&origin=" & Replace(originAddress, " ", "+") & "&destination=" & Replace(address, " ", "+")

        ' ハイパーリンクを設定
        ws.Hyperlinks.Add Anchor:=ws.Cells(i, "C"), Address:=routeLink, TextToDisplay:="地図表示"
    Next i

    MsgBox "ルート検索のハイパーリンクが作成されました。", vbInformation
End Sub

2.2. コードの解説とカスタマイズ

上記のコードは、以下の処理を行います。

  • 出発地の設定originAddress変数に出発地となるあなたの会社の住所を設定します。この住所は固定で、すべてのルート検索に使用されます。
  • シートと最終行の取得:データが入力されているシート名(Sheet1の部分を変更)と、B列の最終行を取得します。
  • ループ処理:2行目から最終行までループし、各行のB列にある住所を取得します。
  • ルート検索URLの生成:Googleマップのルート検索URLを生成します。出発地と目的地をURLに埋め込みます。
  • ハイパーリンクの設定:C列にハイパーリンクを設定し、「地図表示」というテキストをクリックすると、Googleマップが起動し、ルートが表示されます。

カスタマイズのポイント

  • シート名の変更:データが入力されているシート名に合わせて、ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")Sheet1の部分を変更してください。
  • 出発地の設定originAddress = "あなたの会社の住所を入力してください"の部分に、あなたの会社の住所を入力してください。

2.3. コードの実行と確認

  1. VBAエディタでコードを記述したら、Excelに戻ります。
  2. [開発]タブの[マクロ]をクリックします。
  3. マクロの一覧からCreateRouteLinksを選択し、[実行]をクリックします。
  4. 「ルート検索のハイパーリンクが作成されました。」というメッセージが表示されたら、OKをクリックします。
  5. C列の「地図表示」をクリックすると、Googleマップが起動し、ルートが表示されることを確認してください。

3. Google Apps Scriptを利用したルート検索の実装

Google Apps Scriptは、Googleのサービスを拡張するためのスクリプト言語です。Googleスプレッドシートと連携して、Excelと同様の機能を実装できます。Google Apps Scriptを利用するメリットは、

  • Excelがなくても、Webブラウザ上で利用できる
  • 複数のユーザーで共有しやすい

といった点が挙げられます。以下に、具体的な手順とコード例を示します。

3.1. Googleスプレッドシートの作成とデータのインポート

  1. Google Driveにアクセスし、[新規]→[Googleスプレッドシート]を選択して、新しいスプレッドシートを作成します。
  2. ExcelのデータをGoogleスプレッドシートにコピー&ペーストします。
  3. A列に「得意先」、B列に「得意先住所」、C列に「地図表示」という見出しを設定します。

3.2. Google Apps Scriptのコード作成と実装

  1. スプレッドシートを開き、[ツール]→[スクリプトエディタ]を選択します。
  2. スクリプトエディタに、以下のGoogle Apps Scriptのコードをコピー&ペーストします。

function createRouteLinks() {
  var spreadsheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
  var sheet = spreadsheet.getSheetByName("Sheet1"); // シート名に合わせてください
  var lastRow = sheet.getLastRow();
  var originAddress = "あなたの会社の住所を入力してください"; // 出発地点の住所を設定

  for (var i = 2; i <= lastRow; i++) {
    var address = sheet.getRange(i, 2).getValue(); // B列の住所を取得
    var routeLink = "https://www.google.com/maps/dir/?api=1&origin=" + encodeURIComponent(originAddress) + "&destination=" + encodeURIComponent(address);
    sheet.getRange(i, 3).setValue("地図表示"); // C列に「地図表示」と表示
    sheet.getRange(i, 3).setFormula('=HYPERLINK("' + routeLink + '", "地図表示")'); // ハイパーリンクを設定
  }

  Browser.msgBox("ルート検索のハイパーリンクが作成されました。");
}

3.3. コードの解説とカスタマイズ

上記のコードは、以下の処理を行います。

  • 出発地の設定originAddress変数に出発地となるあなたの会社の住所を設定します。
  • シートと最終行の取得:データが入力されているシート名(Sheet1の部分を変更)と、最終行を取得します。
  • ループ処理:2行目から最終行までループし、各行のB列にある住所を取得します。
  • ルート検索URLの生成:Googleマップのルート検索URLを生成します。出発地と目的地をURLに埋め込みます。
  • ハイパーリンクの設定:C列にハイパーリンクを設定し、「地図表示」というテキストをクリックすると、Googleマップが起動し、ルートが表示されます。

カスタマイズのポイント

  • シート名の変更:データが入力されているシート名に合わせて、getSheetByName("Sheet1")Sheet1の部分を変更してください。
  • 出発地の設定originAddress = "あなたの会社の住所を入力してください"の部分に、あなたの会社の住所を入力してください。

3.4. コードの実行と確認

  1. スクリプトエディタでコードを記述したら、保存します(ファイル名は何でも構いません)。
  2. ツールバーの[実行]アイコン(▶)をクリックし、createRouteLinks関数を選択して実行します。
  3. 初回実行時には、権限のリクエストが表示されます。指示に従って、Googleアカウントへのアクセスを許可してください。
  4. 「ルート検索のハイパーリンクが作成されました。」というメッセージが表示されたら、OKをクリックします。
  5. C列の「地図表示」をクリックすると、Googleマップが起動し、ルートが表示されることを確認してください。

4. どちらの方法を選ぶべきか?メリットとデメリットの比較

VBAとGoogle Apps Script、どちらの方法にもメリットとデメリットがあります。あなたの状況に合わせて、最適な方法を選択してください。

機能 VBA Google Apps Script
環境 Excelが必要 GoogleアカウントとWebブラウザがあれば利用可能
データの共有 Excelファイルを共有する必要がある Googleスプレッドシートを共有できるので、複数人で利用しやすい
操作性 Excelの操作に慣れている人には馴染みやすい Webブラウザ上で操作するため、場所を選ばない
拡張性 Excelの機能と連携できる Googleの他のサービス(Gmail、カレンダーなど)と連携できる
学習コスト VBAの知識が必要 JavaScriptの知識が必要
セキュリティ Excelファイルにマクロを有効にする必要がある Googleのセキュリティポリシーに準拠

結論

  • Excelをメインで利用している場合:VBAがおすすめです。Excelの操作に慣れている方にとっては、比較的簡単に実装できます。
  • 複数人でデータを共有したい場合:Google Apps Scriptがおすすめです。Googleスプレッドシートを共有することで、共同作業がスムーズに行えます。また、場所を選ばずにアクセスできるのも大きなメリットです。

5. 実践的な活用例:業務効率化への貢献

この機能を活用することで、以下のような業務効率化が期待できます。

  • 営業活動の効率化:訪問先へのルートを事前に確認し、移動時間を最適化することで、より多くの顧客を訪問できるようになります。
  • 配送業務の効率化:複数の配送先へのルートを効率的に計画し、配送時間を短縮できます。
  • 顧客対応の迅速化:顧客からの問い合わせに対して、迅速に訪問ルートを検索し、対応できます。

これらの活用例を通じて、あなたのビジネスにおける生産性を向上させることができます。

6. まとめ:ExcelとGoogleマップ連携で、あなたの仕事を加速させる

この記事では、ExcelとGoogleマップを連携させ、ワンクリックでルート検索を行う方法を解説しました。VBAとGoogle Apps Script、それぞれの方法を比較し、あなたの状況に最適な方法を選択できるようになりました。これらの機能を活用することで、移動時間の短縮、業務効率の向上、顧客対応の迅速化など、様々なメリットを享受できます。ぜひ、この記事で紹介した方法を実践し、あなたの仕事をさらに加速させてください。

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