会計ソフトの普及で「経理の基礎力」が低下?58歳経営コンサルが語る、現代の仕事術と未来への備え
会計ソフトの普及で「経理の基礎力」が低下?58歳経営コンサルが語る、現代の仕事術と未来への備え
この記事では、会計ソフトの普及によって経理業務が変化した現代において、ベテラン経営コンサルタントが抱く問題意識を掘り下げます。具体的には、デジタル化が進む中で失われがちな「経理の基礎力」の重要性、そして、変化の激しい時代を生き抜くための仕事術について考察していきます。
パソコンで仕事をするのが当たり前になった事で弊害が生じたことを教えて下さい。
私は現在58歳です。経営コンサルタントの自営業をしています。主に財務会計の業務に関わる事が多いのですが、ほとんどの会社は会計ソフトで処理しています。簿記の知識も資格も、経理の知識もいりません。ソフトの使い方を覚えれば経理業務が出来てしまいます。私が20代の頃は、机の上にパソコンなど陰も形もありませんでした。ですから、帳簿付けも月次〆の清算も、試算表も何もかもソロバンや弁当箱の様な大きな電卓で手作業です。でも、今の経理に携わる方は、それが出来ない人がほとんどです。出来なくても、B/S,P/L、C/Rをはじめとする財務諸表の見方や捉え方を理解していて、聞かれたら答えられるだけの基礎を身につけれていれば問題ないのですが、パソコンのキーを押せばプリンターから出てくる資料を右から左・・・。はっきり言って、あちこち付箋だらけになります。それを聞いても、わからないという回答がすごく多い・・。
アナログで物事を理解してからデジタルに移行して処理しなさい。でないと、貴方が教える立場に立ったとき、理解していなきゃ教えられないでしょう?ってよく言います。手で書き、何度も間違いながらも答えを出すことによって頭にインプットされます。
私は新しいもの好きで、パソコンはPC9801シリーズが出た頃からさわっていて、MS-DOSもわかります。※Windows3.1が出る前のPCは覚えるのが普通だったですが・・。
正直言って、経理も総務も3人で1人分の仕事をしている様に見えます。パソコンは便利ですが、パソコンに使われている?昔というほど、おじいさんでは無いつもりですが、あきらかに今の若い人は応用力が無いというか、頭を使わない。こんなんでは、10年、20年後は大丈夫だろうか?と心配になります。
皆さんの周りはいかがですか?経理に限らず、どんな事でも結構です。
デジタル化と経理業務の変遷:何が変わり、何が変わらないのか
質問者様がご指摘の通り、会計ソフトの普及は経理業務に大きな変化をもたらしました。かつては手計算で行われていた複雑な計算や帳簿付けが、今ではソフトウェアによって自動化されています。この変化は、業務効率の大幅な向上に貢献し、経理担当者はより高度な分析や戦略立案に時間を割けるようになりました。
しかし、一方で、質問者様が懸念されるように、経理の基礎知識や本質的な理解が軽視される傾向も生まれています。会計ソフトの操作に慣れていても、財務諸表の構造や、数字が持つ意味を理解していなければ、問題の本質を見抜くことはできません。これは、単なる「ツールの使い方」に留まらず、「会計」という学問に対する深い理解が不可欠である、ということを示唆しています。
デジタル化のメリットとデメリット:経理業務における比較検討
会計ソフトの導入は、確かに多くのメリットをもたらします。しかし、その一方で、見過ごされがちなデメリットも存在します。ここでは、経理業務におけるデジタル化のメリットとデメリットを比較検討し、バランスの取れた視点を提供します。
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メリット
- 業務効率の大幅な向上: 自動化により、手作業によるミスが減少し、業務時間が短縮されます。
- データの可視化: リアルタイムでの財務状況の把握が可能になり、迅速な意思決定を支援します。
- コスト削減: 人件費や紙代などのコストを削減できます。
- 高度な分析: 複雑なデータ分析を行い、経営戦略に役立てることができます。
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デメリット
- 基礎知識の軽視: ソフトの操作に慣れることに重点が置かれ、会計の基礎知識が疎かになる可能性があります。
- 依存: システム障害やセキュリティリスクに影響を受けやすくなります。
- 人材育成の難しさ: 専門知識を持つ人材の育成が難しくなる可能性があります。
- 変化への対応: ソフトのバージョンアップや法改正への対応が必要です。
「基礎力」の重要性:なぜ会計の知識が必要なのか
会計ソフトは便利なツールですが、あくまで「ツール」に過ぎません。会計ソフトを使いこなすためには、会計の基礎知識が不可欠です。なぜなら、以下の理由が挙げられます。
- 財務諸表の理解: 財務諸表(B/S、P/L、C/Fなど)の構造を理解していなければ、ソフトから出力されたデータが何を意味するのか、正しく解釈できません。
- 異常値の発見: 数字の異常に気づき、原因を特定するためには、会計の知識が不可欠です。
- 経営判断への貢献: 財務データを分析し、経営判断に役立てるためには、会計の知識と経験が必要です。
- 変化への対応: 税制改正や会計基準の変更に適切に対応するためには、会計の知識が必要です。
具体的な対策:基礎力を高めるには
では、どのようにして経理の基礎力を高めることができるのでしょうか。以下に具体的な対策を提案します。
- 簿記の学習: 簿記の資格取得を目指すことで、会計の基礎知識を体系的に学ぶことができます。
- 財務諸表の分析: 財務諸表を読み解く練習をすることで、数字に対する理解を深めることができます。
- セミナーや研修への参加: 会計に関するセミナーや研修に参加することで、最新の知識や情報を得ることができます。
- 実務経験の積み重ね: 実際の経理業務に携わることで、知識を実践に活かすことができます。
- 専門家への相談: 税理士や会計士などの専門家に相談することで、専門的なアドバイスを受けることができます。
事例紹介:基礎力とデジタルスキルの両立で成功した事例
ここでは、会計の基礎力とデジタルスキルの両方を活かして成功した事例を紹介します。
事例1: 中小企業の経理担当者Aさんは、会計ソフトの操作だけでなく、簿記の資格を取得し、財務諸表を詳細に分析する能力を身につけました。その結果、経営陣に対して的確な財務分析を提供し、会社の業績向上に大きく貢献しました。
事例2: ベンチャー企業のCFOであるBさんは、会計ソフトの導入を主導し、業務効率を大幅に改善しました。同時に、会計の専門家をチームに迎え、財務戦略の策定にも取り組みました。その結果、資金調達を成功させ、会社の成長を加速させました。
未来への備え:変化の時代を生き抜くために
デジタル化は、今後も加速していくでしょう。AIやRPA(Robotic Process Automation)などの技術も、経理業務に大きな影響を与える可能性があります。このような変化の時代を生き抜くためには、以下の3つのポイントが重要です。
- 継続的な学習: 最新の技術や知識を常に学び続ける姿勢が重要です。
- 柔軟な対応力: 変化に柔軟に対応できる能力を身につける必要があります。
- 問題解決能力: 問題の本質を見抜き、解決策を導き出す能力を高める必要があります。
まとめ:デジタル化時代における「経理の基礎力」の重要性
会計ソフトの普及は、経理業務に大きな変化をもたらしましたが、同時に「経理の基礎力」の重要性を再認識させる機会となりました。デジタル化が進む現代においても、財務諸表の理解、数字に対する洞察力、そして問題解決能力は、変わらず重要なスキルです。これらのスキルを磨き、変化の時代に対応できる人材こそが、未来を切り開くことができるでしょう。
今回の記事が、あなたのキャリア形成の一助となれば幸いです。
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