「双極性障害かも」と言われたけど、今の仕事が原因?天職だった前職との違いから考えるキャリアと心のケア
「双極性障害かも」と言われたけど、今の仕事が原因?天職だった前職との違いから考えるキャリアと心のケア
以下のようなご相談をいただきました。
うつ病(もしくは燃え尽き症候群)かと思い、精神科に行ってみたら双極性障害ではないか?と診断されました。
これまで自分は気分の浮き沈みは全くない方だと思っていました。
今回病院に行った経緯としては、以前働いていた職場ではとても多忙で人からも信頼され、コミュニケーションも上手くいっており、自分には天職だと思えるような会社・仕事でした。
しかし契約期間満了により退社。
先月から同業同職種の仕事につきましたが、全く毛色が違い「超暇」なんです。
それというのも前社では1人でやっていた仕事も、今のところでは9人も人を割いてやっています。
周りの人達もドライで、コミュニケーションも乏しく、だんだん自分は必要ない人間なんだ→体調悪いから休も→仕事まわってる→私いなくても平気じゃん→不眠が続きまた休む→もういらないよね…消えたい。と思うようになったからです。
前社での仕事において自分の必要性をはかっており、頼られることで自分がいないとダメなんだ!病気なんかなってられるか!などと、存在意義や生存価値などを得ていました。忙しい&対人だったのでもちろん日々イライラすることも多かったですが、周りの同僚達とも愚痴を吐きあったり飲んだり遊んだりしていたのでストレス発散も上手くできており、何より会社に行くことが楽しくて仕方ありませんでした。
恐らくこの状態が医者から見て「躁状態」だと思われたかもしれません。
確かにこの時期、寝不足があったり、次から次にアイディアが浮かんだり、散財もしました。しかしこれが普通だと思っていました。素の私?!というか性格だと思ってました。
もちろん社会上での無双状態がずっとというわけではなく家に帰ればそれなりに大人しくなるし、根はインドアで自堕落なタイプです。(考え方は0-100の極端思考ですが…)
今回、明確な鬱状態があったので双極性障害と判断されましたが、この鬱状態がなければずっと上記の躁状態だったということでしょうか?
医師は「躁状態でも有能の人はいっぱいいて、社長さんとか、優秀な営業マンとか、医者とか…。性格だと思い込んでいる人も沢山いる。だから躁鬱でも社会上でなんらかの弊害が生じたら病気だと思えばいい」と言ってました。
躁と鬱の間のちょうど良い所というラインがわからず、なんだか受け入れ難い今です。戻れるなら前社の時のようなラインまで行きたいと思ってしまいますが、医師はその少し手前くらいが理想と話してました。
とりあえずは現段階の鬱状態からは脱却したいので、処方された薬は飲もうかと思いますが、原因となる環境を排除すれば良くなるような気もしたりします。(私の場合は職場・仕事なので、前社のような天職を見つけることはなかなか難しいですが…)
ちなみに処方された薬はエビリファイとベルソムラです。
補足質問の意味が不明でした…すみません。双極性障害と言われたが果たしてそれを鵜呑み?にしてしまい、薬を服用してしまって良いのかと思ったまでです。
医師も断定はしていませんでした。「話しを聞いている感じだと鬱だけではなく双極性障害かなと思えた。これからのカウンセリングで治療法や方向性を考えましょう」と話してました。
躁のチェックリストに「ハイテンション」とありましたが、今の今までハイテンションになったことがありません。仕事上なんて理性や常識、ルールがあるので無双とは言えきちんと自分を持ってましたし、遊んでいる時も周りは引くくらいキャーキャーしてるのに、いつもタガが外れる前にブレーキして客観的に見てしまい、むしろ酔っ払ってでもいいから自分を失うくらいハイテンションになってみたい願望くらいはありましたが。
あと睡眠に関しても基本7時間は寝ないと嫌なタイプです。飲みの付き合いなどで遅くなる日もありましたが、寝なくても平気という考えには陥らず、常日頃寝たいという感覚です。
セカンドオピニオンもした方が良いでしょうか?セカンドオピニオンしたらしたで、今度はそっちの先生の言うことを信じてしまいそうですが…。
ご相談ありがとうございます。今回のテーマは、双極性障害の診断とキャリア、特に「天職」と感じていた前職と、現状の仕事とのギャップに悩む方に向けて、その解決策を探るものです。精神的な健康の問題とキャリアの問題は密接に絡み合っており、どちらか一方だけを切り離して考えることは難しいものです。この記事では、双極性障害の可能性に直面しながら、キャリアの方向性を見失っているあなたに向けて、具体的なアドバイスを提供します。まずは、双極性障害の診断と、それに対する治療について、そして、あなたのキャリアパスと、精神的な健康をどのように両立させていくか、一緒に考えていきましょう。
1. 双極性障害の診断と治療:まずは現状を理解する
双極性障害は、気分の波が激しく変動する精神疾患です。躁状態と鬱状態を繰り返すことが特徴で、その症状の幅は人によって異なります。ご相談者様のように、以前の職場での「躁状態」を「自分の性格」と認識していた場合、診断を受け入れるまでに時間がかかることもあります。しかし、適切な診断と治療を受けることは、今後のキャリアと生活の質を向上させるために不可欠です。
1-1. 双極性障害の診断プロセス
双極性障害の診断は、医師による詳細な問診と、必要に応じて心理検査などによって行われます。診断基準には、躁状態とうつ状態の明確なエピソードの有無、持続期間、日常生活への影響などが含まれます。ご相談者様の場合、過去の「躁状態」の経験と、現在の「うつ状態」が診断の根拠となっている可能性があります。しかし、医師も断定を避けているように、診断は複雑であり、セカンドオピニオンを求めることも有効な手段です。
1-2. 薬物療法とカウンセリング
双極性障害の治療には、主に薬物療法と精神療法(カウンセリング)が用いられます。薬物療法では、気分安定薬や抗精神病薬、抗うつ薬などが処方されることがあります。ご相談者様が処方されたエビリファイとベルソムラも、症状に合わせて用いられる薬です。薬物療法と並行して、認知行動療法や対人関係療法などの精神療法を受けることで、症状の管理と再発予防を目指します。
薬物療法のメリットとデメリット
- メリット: 気分の波を安定させ、日常生活への影響を軽減する。
- デメリット: 副作用のリスク、効果が現れるまでに時間がかかる場合がある。
カウンセリングのメリットとデメリット
- メリット: 自分の感情や思考パターンを理解し、問題解決能力を高める。
- デメリット: 効果を実感するまでに時間がかかる場合がある、相性の問題。
2. キャリアと精神的健康の関連性:仕事が心に与える影響
あなたのケースでは、以前の「天職」と感じていた仕事と、現在の「超暇」な仕事とのギャップが、精神的な不調の原因の一つとなっている可能性があります。仕事は、私たちの自己肯定感や存在意義に大きく影響を与えるため、仕事内容や人間関係の変化は、精神的な健康に大きな影響を与えることがあります。
2-1. 仕事内容と精神状態の関係
以前の職場では、多忙ながらも「必要とされている」という実感や、仲間との良好な人間関係が、あなたの精神的な安定に貢献していたと考えられます。一方、現在の職場では、仕事量の少なさや人間関係の希薄さが、自己肯定感の低下や孤独感につながり、うつ状態を引き起こしている可能性があります。仕事内容が、あなたの価値観や性格に合致しているかどうかは、精神的な健康を保つ上で非常に重要な要素です。
2-2. ストレスとキャリアの選択
仕事におけるストレスは、精神的な不調の大きな原因となります。しかし、ストレスの原因を特定し、それに対処することで、キャリアの選択肢を広げることができます。例えば、ストレスの原因が仕事量である場合は、業務量の調整や、部署異動、転職などを検討することができます。人間関係が原因の場合は、コミュニケーションの改善や、より良い人間関係を築ける職場への転職を検討することができます。
ストレスマネジメントの具体的な方法
- 定期的な休息と睡眠
- 適度な運動
- 趣味やリラックスできる時間の確保
- 信頼できる人とのコミュニケーション
- 専門家への相談
3. キャリアチェンジを検討する:あなたに合った働き方を探す
現在の仕事が、あなたの精神的な健康を損なう原因となっている場合、キャリアチェンジを検討することも一つの選択肢です。キャリアチェンジは、新しい仕事を見つけるだけでなく、あなた自身の価値観や強みを再確認し、より自分らしい働き方を見つける機会にもなります。
3-1. 自己分析:強みと価値観を見つける
キャリアチェンジを検討する前に、まず自己分析を行いましょう。あなたの強みや興味関心、価値観を明確にすることで、あなたに合った仕事を見つけることができます。過去の経験を振り返り、どのような時にやりがいを感じ、どのような環境でパフォーマンスを発揮できたかを分析することが重要です。また、自己分析ツールやキャリアコンサルタントのサポートを受けることも有効です。
自己分析の具体的な方法
- 過去の成功体験と失敗体験を振り返る
- 自分の強みと弱みをリストアップする
- 興味のある分野や仕事内容を調べる
- 価値観(仕事で大切にしたいこと)を明確にする
- キャリアコンサルタントとの面談
3-2. 転職活動:自分に合った職場を探す
自己分析の結果を踏まえ、転職活動を始めましょう。求人情報を収集し、興味のある企業や職種を絞り込みます。企業研究を行い、企業の文化や働き方、仕事内容が、あなたの価値観や強みに合致しているかを確認しましょう。面接対策を行い、あなたの経験やスキル、熱意を企業に伝えられるように準備しましょう。
転職活動の具体的なステップ
- 求人情報の収集(転職サイト、転職エージェントの活用)
- 企業研究(企業のウェブサイト、口コミサイト、社員インタビューなど)
- 履歴書・職務経歴書の作成
- 面接対策(自己PR、志望動機、想定される質問への回答準備)
- 面接
- 内定
3-3. キャリアコンサルタントの活用
キャリアチェンジを成功させるためには、専門家のサポートを受けることも有効です。キャリアコンサルタントは、あなたの自己分析をサポートし、あなたの強みや価値観に合った仕事を見つけるためのアドバイスを提供します。また、履歴書や職務経歴書の作成、面接対策など、転職活動全般をサポートしてくれます。転職エージェントを利用すれば、非公開求人を紹介してもらうことも可能です。
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4. 双極性障害とキャリアの両立:長期的な視点を持つ
双極性障害とキャリアを両立させるためには、長期的な視点を持つことが重要です。症状のコントロールと、自己理解を深めながら、自分らしいキャリアを築いていくことを目指しましょう。
4-1. 症状のコントロール:治療とセルフケア
薬物療法やカウンセリングによる治療に加え、セルフケアも重要です。規則正しい生活習慣を心がけ、十分な睡眠とバランスの取れた食事をとりましょう。ストレスを溜めないように、趣味やリラックスできる時間を確保し、必要に応じて休息を取りましょう。症状の悪化に気づいたら、早めに医師に相談し、適切な対応をとることが大切です。
4-2. 自己理解を深める:自分のトリガーを知る
自分の気分の波や、症状のトリガー(引き金)を理解することも重要です。どのような状況で症状が悪化するのか、どのような時に気分が安定するのかを記録し、自己分析に役立てましょう。自分のトリガーを把握することで、症状の悪化を未然に防ぎ、症状が出た場合でも、早期に対処することができます。
4-3. 職場への理解を求める:オープンにするか、しないか
双極性障害であることを、職場にオープンにするかどうかは、個人の判断によります。オープンにすることで、周囲の理解とサポートを得やすくなる一方、偏見や差別を受けるリスクもあります。オープンにする場合は、信頼できる上司や同僚に相談し、慎重に検討しましょう。病状をオープンにしない場合は、周囲に悟られないように、症状をコントロールするための工夫が必要です。
職場にオープンにする場合のメリットとデメリット
- メリット: 周囲の理解とサポートを得やすくなる、症状に対する配慮を受けられる。
- デメリット: 偏見や差別を受ける可能性がある、人事評価に影響する可能性がある。
職場にオープンにしない場合のメリットとデメリット
- メリット: 偏見や差別を避けることができる、プライバシーを守ることができる。
- デメリット: 周囲の理解とサポートを得られない、症状を隠すことによるストレス。
5. まとめ:自分らしいキャリアを築くために
双極性障害の診断を受け、キャリアの方向性を見失っているあなたにとって、現状を受け入れ、自分らしいキャリアを築くことは容易ではないかもしれません。しかし、適切な治療とセルフケア、自己分析とキャリアチェンジの検討を通じて、必ず道は開けます。まずは、現状を正しく理解し、専門家のアドバイスを受けながら、一歩ずつ進んでいきましょう。
具体的なステップ
- 医師との連携:治療計画を立て、定期的に診察を受ける。
- セルフケア:規則正しい生活習慣を心がけ、ストレスを溜めない。
- 自己分析:自分の強み、価値観、興味関心を明確にする。
- キャリアチェンジの検討:転職活動、副業、起業など、様々な選択肢を検討する。
- 周囲とのコミュニケーション:信頼できる人に相談し、サポートを得る。
あなたのキャリアが、精神的な健康と両立し、充実したものとなることを心から願っています。