87歳、認知症の父との向き合い方:一人暮らしを支え、穏やかな日々を送るための完全ガイド
87歳、認知症の父との向き合い方:一人暮らしを支え、穏やかな日々を送るための完全ガイド
以下は、認知症の父親との生活に直面している方からのご相談内容です。
アルツハイマー型認知症、要介護1の父に困っています。
母は亡くなって40年になります。その間、何人か彼女は紹介されましたが(だいたい飲み屋のママ)結婚する気はなく、話し相手で終わっています。
幸いにも、ウチの庭は溜まり場になっていて、毎日近所のおじさん達が来て、お茶を飲んだり話をしています。
2~3年前頃から、同じ話しを何回もするようになって「その話、5分前に聞いた」が続くようになって、「ボケて来た?」と感じてはいましたが、87歳で1度も病院に行った事がなく(歯医者は行きました)、コロナのワクチンを打つ時も、「持病は?飲んでるお薬は?どこか調子の悪い所は?」と聞かれ何もなしと答えビックリされました。
身体はまったく問題はなく、見た目も若く10歳は若く見られます。
ただ昔に比べて、料理もしなくなったし、冷蔵庫の中に、色が変わった肉や野菜がいっぱい入っていて、台所もグチャグチャ‼️
1日かけて綺麗にしたのに、3日位して見に行ったら、もとの状態に戻っていた時は愕然としました。
ある朝5時に電話が来て「兄貴(95歳没)が死んだって田舎から電話が来た」と。私は寝ぼけてたので「えーー!」と驚いてしまったのですが、「あれ?もう、とっくに死んでるよね?!誰から電話が来たの?」と聞くと「お前、田舎に電話してみろ!」って
こんな事が頻繁に起こるようになって、騙し騙し病院に連れて行き検査の結果、前頭葉の脳が萎縮していました。
しっかりしていた頃は、誰が家に来ても(セールスマン)私に電話がかかって来たので断る事が出来たのですが、今は何でも自分でサインしてしまって、読みもしない新聞が何社も溜まっていたり、先日、大雨で床上浸水した地域に住んでいるのですが、「1階に下りられなくて、昨日から水も飲んでないから、何か買って来てくれんかなー」と、慌てて行きましたが、浸水してて車も通行止め。119に電話をしましたが、緊急以外は少し待ってて欲しいと言われました。
87歳の一人暮らしで認知症、昨日から水も飲んでないとなると、緊急ではないかと言ったんですが、出払ってて救助に行けないとの事。その事を伝うようと父に電話をすると出ない。(だいたい、こっちから電話をしてもすぐ出ない。忘れた頃に、「電話した?」とかかってくる)
結局、地域の消防団員の方を捕まえて父を見に行ってもらったのですが、「お父さんが救助拒否してます。娘はいないって言っているので直接話して下さい」と電話が来ました。
水が引いて、水に浸かった家財を庭に出していると、「ここにあると邪魔だなー」と言うので「仕事終わったら、旦那に軽トラで来てもらうから」と言うと「あっ!そうか頼む」と言ってるしりから「ゴミここにあると邪魔なんだよなー」と言うのです。
とりあえず、旦那に電話して「仕事の帰りに寄って、ゴミは出してあるから運んで」と私は帰りました。次の日行くと、捨ててと出しといた家具や濡れた靴が全部元の位置に置いてありました。
旦那が来る前に戻したのでしょう。濡れた床も、乾かさなければ行けないのに、部屋を締め切ってテレビを見てました。濡れた床を隠すようにマットまで敷いてあって、全く作業が進みません。
本人はボケてないの一点張り。
施設には絶対行かない。
どうしたら良いのでしょうか?
姑が、認知症でした。急に歩けなくなり要介護5でしたが、1年半デーサービスを利用し、空きが出て入所させる事が出来ました。毎日デーサービスも喜んで行ってくれてました。手のかからない姑だった分、身体が自由に動けて、自分はボケてないと言う張る人間をこの先、どのように見守れば良いのか分かりません。
実家までは車で15分位なのですが、家の事もしなければならないし、やはり地域の包括支援センターに頼むしかないですかね?
元気なだけに厄介です。
ご相談ありがとうございます。87歳のお父様の認知症と一人暮らしのサポートについて、具体的なアドバイスと、役立つ情報を提供させていただきます。認知症の症状は個人差が大きく、対応も一様ではありませんが、適切なサポート体制を構築することで、お父様とあなた自身の負担を軽減し、より穏やかな日々を送ることが可能です。
1. 現状の課題を整理する
まず、現状の課題を具体的に整理し、優先順位をつけましょう。お父様のケースでは、以下の点が主な課題として挙げられます。
- 認知機能の低下: 記憶障害、判断力の低下、見当識障害(時間、場所、人物が分からなくなる)など。
- 生活能力の低下: 料理、掃除、金銭管理、服薬管理などの困難。
- 安全面への不安: 火災、転倒、詐欺被害などのリスク。
- 本人の拒否: 認知症の自覚がなく、介護サービスの利用を拒否すること。
- 家族の負担: 精神的、時間的、経済的な負担。
これらの課題を把握した上で、具体的な対策を検討していくことが重要です。
2. 専門家への相談と情報収集
認知症に関する知識と、適切なサポートを得るために、専門家への相談は不可欠です。
- かかりつけ医: まずは、かかりつけ医に相談し、認知症の進行状況や健康状態について評価してもらいましょう。必要に応じて、専門医(精神科医、神経内科医など)への紹介を受けることができます。
- 地域包括支援センター: お住まいの地域の地域包括支援センターは、高齢者とその家族を包括的に支援する窓口です。介護保険サービスの利用に関する相談、ケアマネジャーの紹介、認知症に関する情報提供など、様々なサポートを受けることができます。
- 認知症疾患医療センター: 認知症に関する専門的な医療相談や、診断、治療、家族への支援などを行います。
- NPO法人や地域のグループ: 認知症に関する情報交換や、当事者や家族同士の交流ができる場を探しましょう。同じ悩みを持つ人々とつながることで、精神的な支えを得ることができます。
3. 介護保険サービスの活用
介護保険サービスは、お父様の生活を支え、あなた自身の負担を軽減するための重要な手段です。
- 訪問介護(ホームヘルプサービス): 身体介護(入浴、排泄、食事など)や生活援助(掃除、洗濯、買い物など)を行います。
- 通所介護(デイサービス): 日中の時間帯に、食事、入浴、レクリエーション、機能訓練などを行います。
- 短期入所生活介護(ショートステイ): 短期間、施設に入所し、介護サービスを受けられます。
- 認知症対応型通所介護: 認知症の症状に特化したケアを提供します。
- グループホーム: 認知症の高齢者が、少人数で共同生活を送る施設です。
これらのサービスを組み合わせることで、お父様の状態に合わせた、きめ細やかなサポートを提供することが可能です。ケアマネジャーと相談し、適切なサービスプランを作成しましょう。
4. 環境調整と安全対策
認知症の症状に合わせて、住環境を整え、安全を確保することも重要です。
- 住環境の整備:
- 転倒防止のため、床の段差をなくし、手すりを設置する。
- 照明を明るくし、夜間の移動に備えて足元灯を設置する。
- 誤って物を飲み込むことなどを防ぐため、危険な物を手の届かない場所に置く。
- 安全対策:
- ガスコンロの消し忘れ防止のため、センサー付きのコンロに交換する。
- 火災報知機を設置する。
- 鍵の管理を徹底し、徘徊による行方不明を防ぐ。
- 金銭管理をサポートし、詐欺被害を防ぐ。
- 情報整理:
- 重要な連絡先(あなた、親族、かかりつけ医、地域包括支援センターなど)を、本人にも分かりやすい場所に表示する。
- 服薬カレンダーを活用し、服薬管理をサポートする。
5. コミュニケーションの工夫
認知症の方とのコミュニケーションは、理解と配慮が必要です。
- ゆっくりと、分かりやすい言葉で話す: 難しい言葉や抽象的な表現は避け、具体的に話しましょう。
- 肯定的な言葉を使う: 否定的な言葉や命令口調は避け、優しく語りかけましょう。
- 本人のペースに合わせる: 急かしたり、焦らせたりせず、ゆっくりと話を聞きましょう。
- 視覚的な情報を活用する: 写真や絵、メモなどを使って、情報を伝えやすくしましょう。
- 過去の出来事について話す: 昔の思い出話は、本人の心の安定につながります。
- 本人の気持ちを尊重する: 怒りや不安を感じている場合は、まずは共感し、落ち着いて話を聞きましょう。
6. 本人の意思を尊重し、自尊心を保つ
認知症であっても、本人の意思を尊重し、自尊心を保つことが大切です。
- 本人の役割を作る: できる範囲で、家事や趣味など、役割を与え、達成感を持てるようにする。
- 本人の意見を聞く: 介護サービスや生活に関する決定は、できる限り本人と相談し、意見を聞きましょう。
- プライドを傷つけない: 認知症であることを責めたり、否定したりするような言動は避けましょう。
- 褒めて、感謝の気持ちを伝える: どんな小さなことでも、感謝の気持ちを伝え、本人の自己肯定感を高めましょう。
7. 家族のケアと休息
介護は長期間にわたるため、家族の心身の健康も重要です。
- 休息をとる: 疲れたときは、無理せず休息を取りましょう。
- 気分転換をする: 趣味や好きなことをする時間を作り、ストレスを解消しましょう。
- 家族や友人に頼る: 困ったときは、一人で抱え込まず、家族や友人に相談しましょう。
- レスパイトケアを利用する: 介護疲れを感じたときは、ショートステイやデイサービスなどを利用し、一時的に介護から離れる時間を作りましょう。
- 専門家のサポートを受ける: 精神的な負担が大きい場合は、カウンセリングや精神科医の診察を受けることも検討しましょう。
8. 具体的な対応策の例
ご相談内容に基づいて、具体的な対応策をいくつか提案します。
- 服薬管理: 服薬カレンダーを利用し、薬の飲み忘れを防ぎましょう。必要に応じて、訪問看護師に服薬のサポートを依頼することもできます。
- 食事の準備: 料理が難しくなってきた場合は、配食サービスや、冷凍弁当などを利用しましょう。一緒に料理を作るなど、本人の意欲を促す工夫も大切です。
- 金銭管理: 預貯金や貴重品の管理を、家族が行いましょう。本人のために、少額のお小遣いを渡すなど、工夫が必要です。
- 徘徊対策: GPS端末や、徘徊感知センサーなどを活用し、行方不明を未然に防ぎましょう。
- 救急時の対応: 救急時のために、かかりつけ医や救急隊に、認知症であることを伝えておきましょう。緊急連絡先を、本人の身につけるものに記載しておくことも有効です。
9. 地域の包括支援センターとの連携を強化する
地域の包括支援センターは、あなたにとって強力な味方です。定期的に訪問し、現在の状況を報告し、今後の対応について相談しましょう。ケアマネジャーとの連携を密にし、お父様の状態に合わせた適切なサービスを継続的に利用することが重要です。
今回のケースでは、お父様が「施設には絶対行かない」と拒否しているため、まずは在宅での生活を継続するためのサポート体制を整えることが重要です。しかし、認知症の進行や、ご自身の状況によっては、最終的に施設入所も検討する必要が出てくるかもしれません。その際は、ご本人とよく話し合い、納得のいく形で進めていくことが大切です。
10. ポジティブな視点を持つ
認知症の介護は大変なことも多いですが、同時に、かけがえのない時間でもあります。お父様とのコミュニケーションを通して、喜びや感動を分かち合うこともできます。ポジティブな視点を持ち、感謝の気持ちを忘れずに、お父様との穏やかな日々を過ごせるよう、心から応援しています。
認知症の方との生活は、困難も伴いますが、適切なサポートと理解があれば、穏やかな日々を送ることができます。この記事が、あなたの助けになれば幸いです。
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