後輩との仕事の進め方の違いでモヤモヤ…建設的な関係を築くための具体的な3つのステップ
後輩との仕事の進め方の違いでモヤモヤ…建設的な関係を築くための具体的な3つのステップ
職場の人間関係は、仕事のパフォーマンスに大きく影響します。特に、後輩とのコミュニケーションは、チーム全体の士気を左右する重要な要素です。今回の相談は、後輩との仕事に対する価値観の違いから生じる対立と、その対応方法についてです。具体的な事例を通して、建設的な関係を築き、円滑に業務を進めるためのヒントを探っていきましょう。
4月に別部署から私のいる総務経理部へ3年目の後輩が異動してきました。同じ部署ですが、私のいるところは支社で、今まで私が総務経理両方をやっており、仕事が増えてきたりで総務系を後輩、経理系を私がやることになりました。
私はできるだけ先に確認をとって慎重に動きたいタイプで、後輩は自己流で早く済ませたいタイプで、正反対の性格です。2人とも共通しているのは面倒くさがり屋という面だけです。
本題ですが、先日、外注さん用の名刺を発注する機会があり、名刺発注は4月に引継ぎ済だったので、後輩へは「以前、外注の○○さんの名刺発注時のPDFをメールで送ってあるからレイアウトとか確認して発注してね。面倒くさがらず」とだけ伝えていました。(今まで、「確認してね」と言っても確認しないことが多々あったので、「面倒くさがらず」を強調するようにしていました。)(外注用は社員用とは違うレイアウトで、外注用の名刺を作ることは1年に数回くらいしかありません)
後輩は「はーい!ありがとうございます確認しておきます!」と言っていたのでとりあえずは安心かなと思っていたら、数日後に突然「えー!版下代とるの!?」との叫び声が上がり、まさかと思って聞いたら名刺会社から金額が伝えられ、「新しいレイアウトの場合は版下代かかるんですね。知らなかったのでびっくりしました」と。「いや、それよりもなんで新しいレイアウトで発注かけてるの?私送ったやつ確認してないの?してって言ったよね?」と言ったら「そうでしたっけ!?…してませんでした…」と言われたので「どうするの?」と聞いたら「まぁ今回は仕方ないということで…良いですかね」と言われイラッとしてしまい、「駄目でしょう。いくら無駄にするのそれ。面倒でもちゃんとしよう」と言い捨てて一旦話は終わり。
翌日名刺会社が名刺を持ってきたので、後輩へ「名刺結局どうなったの?」と聞いたら、「とりあえずもう刷り終わっていたので、でも向こうも外注用のレイアウトあるのに確認を取らずにいたっていうことで版下代はなくなりました。なので次回外注用の名刺作るときは、本社にも確認してどっちを使うか決めます」との返事に「どっちを使うか決めるということは、今回のレイアウトのものも生かすということ?」と聞いたら「私はどっちでもいいんで、確認して決めようかと」と。私は「どっちでもいいなら前のレイアウトでもいいんじゃないの?今回の残したいの?」と聞いても「私はどっちでもいいんです。外注名刺発注自体滅多にないし。じゃあ次からは前回のにしますね」と言われ、私がわがままで言ってるみたいになり、ずっとモヤモヤしています。
後輩は、人の話をちゃんと聞かず、自分のやり方が一番だと思い込んでいます。たまに総務の仕事もきちんとできていないのに、「経理の仕事も教えて下さいね!私手伝いますから!」という時もあるくらい、自分に自信があるみたいです。多分みんなから感謝されたい、認められたいのだと思います。
でもそれを容認してると、何かあった時、実質後輩の教育係である私が責められることになります。どんなに「確認してね」「相談してね」「報告してね」と言っていてもいつの間にか独自のやり方で行われ、「なんでちゃんと教えてないの?」と言われるのが本当に嫌です。新人と違い、ある程度社会人をやってるのでもう直してもらうのは無理なのでしょうか?半年言い続けてるけど、改善していかない場合、この後輩とどう付き合っていけばいいのでしょうか?
1. 価値観の違いを理解し、コミュニケーションの土台を築く
まず、後輩との関係性を改善するためには、お互いの価値観の違いを理解することが重要です。相談者のあなたは、慎重で確認を重視するタイプ。一方、後輩は自己流でスピードを重視するタイプです。この違いは、仕事に対するアプローチや優先順位に影響を与え、今回の名刺発注の件のように、対立を生む原因となります。
(1)相手の価値観を尊重する
後輩の「早く済ませたい」という価値観を頭ごなしに否定するのではなく、「なぜ早く済ませたいのか」を理解しようと努めましょう。もしかしたら、効率性を重視する背景には、他の業務に時間を割きたい、新しいことに挑戦したい、といった意図があるかもしれません。相手の価値観を理解しようとすることで、コミュニケーションの土台が築かれ、建設的な対話が可能になります。
(2)自己開示で信頼関係を築く
自分の価値観や考えを後輩に伝えることも大切です。例えば、「私は、ミスを減らすために、事前に確認することに時間をかけているんだ」といったように、自分の行動の理由を説明することで、後輩はあなたの考えを理解しやすくなります。自己開示は、信頼関係を築く上で非常に有効な手段です。
(3)共通の目標を見つける
お互いの価値観が異なっていても、共通の目標を見つけることで、協力関係を築くことができます。例えば、「チーム全体の業務効率を上げたい」「ミスを減らして、顧客からの信頼を得たい」といった目標は、共通の目的となり得ます。共通の目標に向かって協力することで、対立を乗り越え、より良い関係性を築くことができます。
2. 具体的な指示とフィードバックで、行動変容を促す
後輩の行動を変えるためには、具体的な指示とフィードバックが不可欠です。曖昧な指示や、一方的な批判だけでは、後輩の行動はなかなか変わりません。具体的な指示とフィードバックを通して、後輩の成長を促し、より良い仕事の進め方を身につけさせましょう。
(1)指示の明確化と、ダブルチェック体制の構築
指示を出す際は、具体的な内容と期限を明確に伝えましょう。例えば、名刺の発注について、「外注用の名刺のPDFを確認し、レイアウトに問題がないか確認して、〇月〇日までに発注してください」といったように、具体的な指示を出すことで、後輩は何をすべきか明確に理解できます。また、重要な業務については、ダブルチェック体制を構築し、ミスを未然に防ぐことも有効です。例えば、後輩が発注前にあなたに確認を求めるように指示したり、あなたが最終的なチェックを行うようにすることで、ミスのリスクを軽減できます。
(2)建設的なフィードバックの実施
後輩の行動に対してフィードバックを行う際は、具体的に何が問題だったのか、どのように改善すれば良いのかを明確に伝えましょう。例えば、名刺の発注の件について、「今回の名刺の発注では、レイアウトの確認を怠ったため、版下代が無駄になってしまいました。次回からは、必ずPDFを確認し、不明な点があれば事前に相談するようにしてください」といったように、具体的な行動と改善点を指摘することで、後輩は自分の行動を振り返り、改善策を考えることができます。また、フィードバックは、良い点も具体的に伝えることで、後輩のモチベーションを維持し、成長を促すことができます。
(3)段階的な目標設定と、進捗管理
後輩の成長を促すためには、段階的な目標設定と、進捗管理が重要です。例えば、最初のうちは、指示された内容を正確に実行することを目標とし、徐々に、自ら考えて行動できるようになることを目指します。定期的に進捗状況を確認し、必要に応じてアドバイスやサポートを提供することで、後輩の成長を支援することができます。
3. 感情的な対立を避け、建設的なコミュニケーションを継続する
後輩との関係性を良好に保つためには、感情的な対立を避け、建設的なコミュニケーションを継続することが重要です。感情的な対立は、関係性を悪化させ、仕事のパフォーマンスを低下させる原因となります。冷静さを保ち、建設的なコミュニケーションを心がけましょう。
(1)感情的にならないための工夫
後輩の行動に対してイライラしたときは、一旦冷静になる時間を取りましょう。深呼吸をしたり、席を外して気分転換をしたりすることで、感情的な状態から抜け出し、冷静に状況を判断することができます。また、感情的になった原因を分析し、今後どのように対応すれば良いのかを考えることも重要です。
(2)アサーティブなコミュニケーション
自分の意見を相手に伝える際は、攻撃的にならず、相手を尊重した上で、自分の気持ちを伝えるアサーティブなコミュニケーションを心がけましょう。例えば、「〇〇さんのことは尊敬しているけれど、今回の名刺の発注については、事前に確認してほしかった。なぜなら、版下代が無駄になってしまうからだ」といったように、相手を尊重しつつ、自分の気持ちを伝えることで、相手はあなたの意見を受け入れやすくなります。
(3)定期的なコミュニケーションの場を設ける
後輩との関係性を良好に保つためには、定期的なコミュニケーションの場を設けることが重要です。例えば、週に一度、1on1ミーティングを行い、業務上の課題や、今後のキャリアについて話し合うことで、お互いの理解を深め、信頼関係を築くことができます。また、ランチや休憩時間などを利用して、気軽にコミュニケーションをとることも、関係性の改善に繋がります。
今回の相談事例は、後輩との仕事に対する価値観の違いから生じる対立と、その対応方法についてでした。価値観の違いを理解し、具体的な指示とフィードバックを行い、感情的な対立を避けることで、建設的な関係を築き、円滑に業務を進めることができます。後輩との良好な関係は、あなた自身のキャリアにとっても、チーム全体のパフォーマンスにとっても、大きなプラスとなります。ぜひ、今回の記事で紹介したステップを参考に、後輩との関係性の改善に取り組んでみてください。
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