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ファイルサーバーの悩みを解決!素人でもできるネットワーク環境改善術

ファイルサーバーの悩みを解決!素人でもできるネットワーク環境改善術

この記事では、ファイルサーバーの運用に課題を感じているあなたに向けて、具体的な解決策を提示します。特に、IT専門家を雇う余裕はないけれど、業務効率を向上させたい自営業の方や、個人とプライベートを兼ねてファイルサーバーを利用している方を想定しています。Windowsの知識に自信がない方でも、この記事を読めば、ファイルサーバーの安定運用とネットワーク環境の改善を目指せるでしょう。

ファイルサーバーの運用に関する質問です。

●運用上の背景

自営業とプライベートを兼用。

個人別アクセス制限不要。

専属IT技術者を雇える規模ではなく、管理者は事業主の親族。

技術面、コスト面で大げさなことに手を出したくない。

Windows Server OS、ドメイン、Active Directoryなどなど…

●ネットワーク構成

ワークグループ上で、Win7に一部Win10とMacが混在。

IP_ADDR NET_MASK OS HOST_NAME

====================================================

192.168.1.1 255.255.255.0 ? MainRouter_NTT

192.168.1.2 255.255.255.0 ? WHR-HP-G54_Buffalo

192.168.1.5 255.255.255.0 Win7 Optiplex980_DELL

192.168.1.6 255.255.255.0 Win7 Precision-T3500_DELL

192.168.1.7 255.255.255.0 Win7 Precision-T5500_DELL

192.168.1.9 255.255.255.0 Win7 Optiplex780_DELL

192.168.1.10 255.255.255.0 Win10 VAIO_SONY

192.168.1.13 255.255.255.0 ? WSR-300HP_Buffalo

192.168.1.14 255.255.255.0 OS X iMac_Apple

192.168.1.15 255.255.255.0 Win7 Precision-T1600_DELL

192.168.1.16 255.255.255.0 Win10 DG-STK1_Diginnos

●ファイルサーバー 192.168.1.5

常時電源ONでマスタブラウザになっていることが多い。

パブリック共有、ホームグループは使用せず。

任意フォルダに対し、フォルダ共有を適用。

<特段意識している設定内容>

ネットワークと共有センター

共有の詳細設定

パスワード保護共有

パスワード保護の共有を無効にする

対象フォルダを右クリック

プロパティ

共有:アクセス許可=Everyone:変更

セキュリティ:アクセス許可=ドライブから継承+Everyone:変更

●問題点

エクスプローラのネットワークから頻繁にファイルサーバーが消える。

あらかじめ作成済みのショートカットで強制的に接続できるが、

業務効率化のため安定してネットワークに表示させたい。

あくまで素人の推測ですが、マスターブラウザの動作が不安定に思えます。

ファイルサーバーで net view をたたくと、稼働中の全端末が出ますが、

クライアント(サーバー以外)だと

システム エラー 58 が発生しました。

指定されたサーバーは、要求された操作を実行できません。

と出てきます。

ネットワークにも一部の端末しか表示されません。

●質問

前置きが非常に長くなってしまいましたが…

・ファイルサーバーをWin10(SMB 3.1.1)に上げて解決の見込みはあるでしょうか?

・それとも Windows Server OS を導入? ←決定打ならば、最終手段として

・MACも最近買ったばかり(EL Captain??)ですが、マスターブラウザに影響するでしょうか?

・Windowsクライアントのログインはパスワードなしだが、パスワードを要求すべきか?

以上

ファイルサーバーの安定運用は、業務効率化の第一歩

ファイルサーバーの安定運用は、日々の業務効率を大きく左右します。特に、自営業や小規模事業所では、IT専門家がいない場合が多く、ファイルサーバーのトラブルは大きな負担となります。この記事では、ファイルサーバーがネットワークから消えてしまう問題を中心に、原因の特定と具体的な解決策を、わかりやすく解説していきます。Windowsのバージョンアップや、Macの存在が与える影響についても触れながら、あなたのファイルサーバー環境を改善するためのヒントを提供します。

問題点:ファイルサーバーがネットワークから消える

ご相談のファイルサーバーがネットワークから頻繁に消えてしまうという問題は、多くの原因が考えられます。まずは、なぜこの問題が起きるのか、その可能性を探ってみましょう。

1. マスターブラウザの不安定さ

Windowsのワークグループ環境では、ネットワーク上のコンピューターが「マスターブラウザ」を選出し、ネットワーク上のリソース情報を管理します。このマスターブラウザが不安定になると、ファイルサーバーの情報が正しく更新されず、ネットワークから消えてしまう現象が発生しやすくなります。ご相談者様の環境では、ファイルサーバーがマスターブラウザになっていることが多いとのことですが、この役割が不安定になっている可能性が考えられます。

2. SMBプロトコルの互換性問題

Windowsのファイル共有には、SMB(Server Message Block)というプロトコルが使用されます。WindowsのバージョンによってSMBのバージョンが異なり、互換性の問題が発生することがあります。古いバージョンのWindows(例:Windows 7)と新しいバージョンのWindows(例:Windows 10)が混在する環境では、SMBのバージョン違いが原因で、ファイルサーバーが正しく認識されないことがあります。

3. ネットワーク設定の誤り

ネットワーク設定に誤りがあると、ファイルサーバーへのアクセスが不安定になることがあります。例えば、IPアドレスの競合、ファイアウォールの設定、ネットワークドライブのマッピング設定などが原因となることがあります。

4. Macとの連携

Macがネットワークに参加している場合、Macがマスターブラウザの選出に影響を与えることがあります。MacのOS X(macOS)のバージョンによっては、Windowsとの互換性に問題が生じ、ファイルサーバーの表示に影響を与える可能性があります。

解決策:ファイルサーバーを安定させるためのステップ

ファイルサーバーがネットワークから消えてしまう問題を解決するために、具体的なステップを解説します。これらのステップを実行することで、ファイルサーバーの安定運用を目指しましょう。

ステップ1:Windows 10へのアップグレードを検討する

まず、ファイルサーバーをWindows 10にアップグレードすることを検討しましょう。Windows 10は、SMBプロトコルの最新バージョン(SMB 3.1.1)をサポートしており、ファイル共有のパフォーマンスと安定性が向上します。また、Windows 7はサポートが終了しているため、セキュリティ面でもWindows 10へのアップグレードは推奨されます。

  • メリット:
    • SMBプロトコルの最新バージョンによるパフォーマンス向上
    • セキュリティの強化
    • Windows 7のサポート終了によるリスク回避
  • 注意点:
    • ハードウェアの互換性確認
    • 既存のアプリケーションとの互換性確認
    • バックアップの取得

Windows 10へのアップグレードは、ファイルサーバーの安定化に大きく貢献する可能性があります。アップグレード前に、必ずデータのバックアップを行い、ハードウェアとソフトウェアの互換性を確認してください。

ステップ2:ネットワーク設定の見直し

次に、ネットワーク設定を見直しましょう。以下の点を確認し、必要に応じて設定を変更します。

  • IPアドレスの確認:
    • IPアドレスが重複していないか確認します。
    • 固定IPアドレスを設定し、DHCPによるIPアドレスの変更を防ぎます。
  • ファイアウォールの設定:
    • ファイルサーバーへのアクセスをブロックしていないか確認します。
    • SMBポート(ポート445など)が開放されていることを確認します。
  • ワークグループの設定:
    • すべてのWindowsマシンが同じワークグループに所属していることを確認します。
    • ワークグループ名に誤りがないか確認します。
  • ネットワークドライブのマッピング:
    • ネットワークドライブを正しくマッピングしているか確認します。
    • マッピングされたドライブが、ファイルサーバーに接続できているか確認します。

これらの設定を見直すことで、ファイルサーバーへのアクセスが安定し、ネットワークからの消失を防ぐことができます。

ステップ3:Macとの連携設定

Macとの連携も考慮しましょう。Macがファイルサーバーにアクセスできるように、以下の設定を確認します。

  • SMBプロトコルの有効化:
    • MacでSMBプロトコルが有効になっていることを確認します。
    • 「Finder」→「移動」→「サーバーへ接続」で、ファイルサーバーのアドレスを入力して接続を試します。
  • ファイル共有の設定:
    • ファイルサーバー側の共有フォルダに、Macからのアクセス許可が設定されていることを確認します。
    • Macのユーザーアカウントが、ファイルサーバーのアクセス許可を持っていることを確認します。
  • MacのOSのアップデート:
    • MacのOSを最新の状態に保ち、互換性の問題を回避します。

Macとの連携設定を適切に行うことで、WindowsとMacの間でのファイル共有をスムーズに行うことができます。

ステップ4:マスターブラウザの選出を調整する

マスターブラウザの選出を調整することも有効です。Windows 10をファイルサーバーとして使用する場合、Windows 10をマスターブラウザに優先的に選出されるように設定することができます。

  • マスターブラウザの選出設定:
    • Windows 10の「ローカルセキュリティポリシー」を開きます。
    • 「ローカルポリシー」→「セキュリティオプション」を選択します。
    • 「Microsoftネットワーククライアント: ネットワークブラウザーのマスターブラウザーの選出」の設定を変更します。
    • 「有効」に設定し、Windows 10を優先的にマスターブラウザに選出されるようにします。

マスターブラウザの選出を調整することで、ファイルサーバーの安定性を高めることができます。

ステップ5:パスワード保護共有の設定

ご相談者様の環境では、Windowsクライアントのログインにパスワードが設定されていないとのことですが、セキュリティを考慮すると、パスワード保護共有を有効にすることをおすすめします。

  • パスワード保護共有の有効化:
    • 「ネットワークと共有センター」を開きます。
    • 「共有の詳細設定の変更」を選択します。
    • 「パスワード保護共有を有効にする」を選択します。
    • すべてのWindowsクライアントにパスワードを設定します。

パスワード保護共有を有効にすることで、ファイルサーバーへの不正アクセスを防ぎ、セキュリティを強化することができます。

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Windows Server OSの導入について

Windows Server OSの導入は、ファイルサーバーの安定性向上とセキュリティ強化に有効な手段です。しかし、導入には専門知識が必要であり、コストもかかります。ご相談者様の環境では、IT専門家を雇う余裕がないとのことですので、Windows Server OSの導入は最終手段として検討することをおすすめします。

  • メリット:
    • 高度なファイル共有機能
    • セキュリティの強化
    • 集中管理による効率化
  • デメリット:
    • 導入と運用に専門知識が必要
    • コストがかかる

Windows Server OSを導入する前に、メリットとデメリットを比較検討し、自社の状況に合った選択をすることが重要です。

まとめ:ファイルサーバーの安定運用で業務効率を向上させよう

ファイルサーバーの安定運用は、業務効率を向上させるために不可欠です。この記事では、ファイルサーバーがネットワークから消えてしまう問題に対する具体的な解決策を解説しました。Windows 10へのアップグレード、ネットワーク設定の見直し、Macとの連携設定、マスターブラウザの選出調整、パスワード保護共有の設定など、様々な方法を試すことで、ファイルサーバーの安定運用を目指しましょう。もし、これらの対策を試しても問題が解決しない場合は、専門家への相談も検討しましょう。

ファイルサーバーの安定運用を実現し、日々の業務をスムーズに進めましょう。

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