お局様の仕事の配分量問題：現職でのキャリアアップと働き方の最適解を探る

この記事では、営業事務職として10年間勤務し、子育てと仕事の両立に奮闘する35歳女性からの、仕事の配分量に関するお悩みにお答えします。長年勤めた会社で、仕事量の偏りや、同僚との業務分担に苦労されているようですね。今回のケースを掘り下げ、キャリアアップと多様な働き方をテーマに、具体的な解決策を提示していきます。

お局様の仕事の配分量の件でご意見をお願いします。

実は今の職場内のお局様との仕事の配分量で悩んでおります。私は子持ち（6歳・3歳）35歳で正社員勤務10年で営業事務職をしております。

お局様（Sとします）は40代前半で勤務25年の大ﾍﾞﾃﾗﾝ。こちらも営業事務職です。2人目の出産・育休→復帰から営業事務に異動なり現在3年間担当してます。

まず最初に配分された仕事量があまりに多く驚きました。勤務は8：45～17：45ですが時間内終わることが出来ず、保育園のお迎え等がある為、残業もできず、朝の送迎を夫に頼み、誰よりも早く出社し朝仕事をしている状況でした。それでも半年後には大体の仕事も覚え、勤務時間内で仕事を終わらせるようにはなりましたが、8：30に席に座った後はﾄｲﾚ以外、席を立つ事もなくひたすらPCの前で作業。忙しい時はお昼も食べずに作業をし18：00に終わらせ、大急ぎで保育園のお迎えへ。という一日でした。

一度仕事の配分量が多すぎるのではと(S)へ意見した事がありました。でも「今までの人はこれでやっていた。私も手伝いたいが自分の仕事で一杯一杯。慣れれば大丈夫だから。」と言われ、その時は自分のｽﾋﾟｰﾄﾞが遅いのだと思い、その後ももくもくと仕事をこなしました。

ただ同じ業務を毎日していれば見えてくる所もあり、あきらかに(S)と自分の配分量が違うことに気づき始めました。

最初はたまたま隣の(S)のPC画面をみたときです。ﾊﾞﾀﾊﾞﾀしている私の隣でﾈｯﾄｼｮｯﾋﾟﾝｸﾞをしていたのです。さらにそれはほぼ毎日・大体夕方に。よく観察してみていると午前中で(S)は仕事をほぼ終わらせているようでした。その後何もすることも無いのでﾈｯﾄなどで時間をつぶしているようでした。

それでも「たまたま注文がないだけかも」とか、「繁忙期があるのかも」と思いました。しかしその状況は全く変わりませんでした。さらに観察を続けていると席を立つ回数が多く時間も長いのです。席を立つ理由は大体が喫煙です。午前・午後と3回ずついき、30分ほど戻ってきません。6回×30分＝1日3時間喫煙時間です。そして毎日夕方に集荷に来る運送会社のﾄﾞﾗｲﾊﾞｰと30分ほどおしゃべり。

それでも自分の仕事のｽﾋﾟｰﾄﾞが遅いといい聞かせ、我慢しました。私は毎日毎日、朝から晩まで机に座り仕事・仕事・仕事。。。。。。(S)はそんな状況の私に気づきながらも、手伝うこともせず、電話も出ず、来客対応もせず。。。。それが2年ぐらい続いたのですが、正直私も限界でした。その後、何度も(S)へ仕事の配分量の事で相談したのですが、「私(S)の仕事は複雑だから大変だ。繁忙期はすごく忙しくなる。業務を良く理解していないのに。」と言われました。

確かに(S)の業務を理解しているのは今の事務所には(S)しかいなく、他の事務員で(S)の業務を出来る人がいませんでした。

そこで去年の10月に(S)が出張で不在時に所長へ私から申し出ました。でもそこで単純に仕事の配分量の事を話しても、また(S)が同じ事を所長に言うだろうと考え、「(S)と私の業務を全て交換したい」と申し出ました。最初は驚いていましたが、「(S)が不在時、(S)の業務が出来る人が一人もいないのはお客様にも迷惑をかけるし、全ての業務を理解しているのは現在（S）だけ。私も全ての業務を理解したい。それは会社の為にもなると思う。」と説明しました。もちろん所長は賛成。そして(S)が翌日出社後、担当交換の指示が所長からあり、時期は新年から担当を交換するとの事で話は決まりました。

そして今年仕事始めから担当が替わり、現在(S)の状況はというと喫煙に行く時間も無いようで、一日ほとんど机で業務をしています。運送関係の担当も私に変更になったため運送会社のﾄﾞﾗｲﾊﾞｰとのおしゃべりもできません。ただ私に全く仕事の引継ぎをしてくれなく、質問しても「やりたいようにやればいい。解らなければ営業に聞けば良い」という状況です。私は他の営業所の担当者に電話し、その方に教えてもらいながら業務をこなしております。それでもまだ前より余裕を持って仕事が出来ている状況です。

そんな中営業から聞いた話ですが、昨日の事です。担当が替わりまだ4日目ですが、(S)が所長へ「今年子供が小学校へ行く。時間が合わないので時短勤務にして欲しい。それには今の業務ではこなせないので担当を元に戻して欲しい」と申し出たそうです。ちなみに(S)は旦那様と実家暮らし。家には義父・義母がおり、家事全般義母がこなしてます。時短する理由がありません。逆に私は実家も遠く、家には私と旦那だけ。もちろん家事全般は私と夫で分担してます。この件で近々所長から話があるかも、と言われました。私はもちろん担当を戻したくはありません。でも慣れれば配分量を再度調整したいとも考えております。この話を正直に所長へ話すべきでしょうか？皆様のご意見をお願いします

1. 現状の整理と問題点の明確化

まず、現状を整理しましょう。あなたは、10年間営業事務職として勤務し、子育てと仕事を両立しながら、仕事の配分量の偏りに悩んでいます。長年、同僚である「お局様」との間で、業務量の不均衡、情報共有の不足、そして、相手の態度に不満を感じています。さらに、担当変更後、相手の時短勤務希望という新たな問題が発生し、今後の対応に迷っている状況です。

問題点を具体的に分解すると、以下のようになります。

業務量の不均衡: あなたに仕事が集中し、同僚との間で業務量のバランスが取れていない。
情報共有の不足: 担当変更時の引き継ぎが不十分で、業務遂行に支障が出ている。
コミュニケーションの問題: 同僚との間で、仕事に対する考え方や価値観に相違がある。
今後のキャリアへの影響: このままの状態が続くと、あなたのキャリアアップや、仕事と育児の両立に悪影響を及ぼす可能性がある。

2. 所長への対応：正直に話すべきか？

今回のケースで、所長に正直に話すべきかどうかは、非常に重要なポイントです。結論から言うと、状況を正確に伝え、あなたの意向を明確に伝えるべきです。ただし、感情的にならず、客観的な事実と具体的な提案を交えて話すことが重要です。

以下に、所長との話し合いで伝えるべき内容と、その際のポイントをまとめます。

事実の報告:
- これまでの業務分担の状況（仕事量の偏り、引き継ぎの不足など）を具体的に説明する。
- 現在の業務状況（担当変更後の業務の進捗状況、困っていることなど）を説明する。
- 相手の時短勤務希望について、事実に基づいた情報を伝える。
あなたの意向:
- 担当を戻したくない理由を明確に伝える。（例：これまでの業務経験を活かしたい、新しい業務にやりがいを感じている、など）
- 今後の業務分担について、どのようにしたいかを提案する。（例：現在の担当を継続しつつ、業務量の調整や、必要なサポートを求める、など）
具体的な提案:
- 業務効率化のための提案（例：業務フローの見直し、ツールの導入など）をする。
- 同僚との連携を強化するための提案（例：定期的な情報交換の場を設ける、など）をする。

注意点: 感情的にならないように、冷静に話すことを心がけましょう。相手を非難するような言い方は避け、事実に基づいた客観的な説明を心がけてください。また、あなたのキャリアプランや、仕事に対する意欲を伝えることで、所長からの理解を得やすくなります。

3. キャリアアップとスキルアップの戦略

今回の問題を解決し、さらにキャリアアップを目指すためには、以下の戦略が有効です。

3.1 スキルアップの具体策

まず、現在の業務に必要なスキルをさらに向上させましょう。具体的には、以下の方法が考えられます。

OJT（On-the-Job Training）: 現在の業務を通じて、実践的なスキルを磨く。
Off-JT（Off-the-Job Training）: 外部研修やセミナーに参加し、専門知識やスキルを習得する。
資格取得: 業務に関連する資格を取得し、専門性を高める。（例：MOS、日商簿記など）
自己学習: オンライン講座や書籍などを活用し、自己学習を継続する。

3.2 キャリアパスの検討

あなたのキャリアプランを明確にし、将来的にどのようなキャリアを歩みたいのかを考えましょう。現在の会社でキャリアアップを目指すのか、それとも転職を検討するのか、様々な選択肢があります。

現職でのキャリアアップ:
- 昇進: 役職を目指し、リーダーシップやマネジメントスキルを習得する。
- 異動: 他の部署への異動を希望し、新たなスキルや経験を積む。
- 専門性の向上: 特定の分野の専門家を目指し、スキルを磨く。
転職:
- 同業種への転職: これまでの経験を活かし、より良い条件の会社へ転職する。
- 異業種への転職: 新しい分野に挑戦し、キャリアチェンジを図る。

キャリアプランを考える際には、あなたの強みや興味関心、そして、仕事と育児の両立というライフスタイルを考慮することが重要です。

4. 多様な働き方の選択肢

仕事と育児の両立を考えると、多様な働き方を検討することも有効です。以下に、いくつかの選択肢を紹介します。

4.1 時短勤務

現在の会社で時短勤務制度を利用することも一つの選択肢です。所長との話し合いの中で、時短勤務の可能性について相談してみましょう。ただし、時短勤務を選択する場合は、業務内容や給与、キャリアへの影響などを考慮する必要があります。

4.2 テレワーク

テレワーク制度が導入されている会社であれば、テレワークを活用することも可能です。テレワークを利用することで、通勤時間の削減や、柔軟な働き方を実現できます。ただし、テレワークには、自己管理能力や、周囲とのコミュニケーション能力が求められます。

4.3 副業

本業に加えて、副業をすることも可能です。副業を通じて、新たなスキルを習得したり、収入を増やしたりすることができます。ただし、副業をする場合は、会社の就業規則を確認し、本業に支障が出ないように注意する必要があります。

4.4 フリーランス

フリーランスとして、自分のスキルを活かして働くことも可能です。フリーランスは、自由な働き方を実現できますが、自己管理能力や、営業力、収入の不安定さなどの課題もあります。

これらの選択肢を検討する際には、それぞれのメリットとデメリットを比較し、あなたのライフスタイルやキャリアプランに合った働き方を選択することが重要です。

5. コミュニケーションと人間関係の改善

職場の人間関係を良好に保つことは、仕事の効率や、精神的な安定に繋がります。以下に、人間関係を改善するための具体的な方法を紹介します。

積極的にコミュニケーションを取る:
- 同僚との会話を積極的に行い、親睦を深める。
- 困ったことがあれば、積極的に相談する。
- 感謝の気持ちを伝える。
相手の立場を理解する:
- 相手の考え方や価値観を理解しようと努める。
- 相手の状況を考慮し、協力的な姿勢を示す。
問題解決能力を高める:
- 問題が発生した場合は、冷静に状況を分析し、解決策を提案する。
- 周囲の意見を聞き、柔軟に対応する。
良好な関係を築くための心構え:
- 相手を尊重し、誠実な態度で接する。
- 自分の意見を明確に伝えつつ、相手の意見にも耳を傾ける。
- ポジティブな姿勢を保ち、周囲を巻き込む。

人間関係を改善するためには、継続的な努力が必要です。焦らず、少しずつ関係を築いていくことが大切です。

6. 専門家への相談

今回のケースのように、仕事の配分量や、人間関係、キャリアに関する悩みは、一人で抱え込まずに、専門家に相談することも有効です。キャリアコンサルタントや、人事コンサルタントに相談することで、客観的なアドバイスや、具体的な解決策を得ることができます。

専門家への相談を検討しましょう。

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モチベーションの向上: 相談を通じて、モチベーションを高め、前向きな気持ちで仕事に取り組むことができます。

7. まとめ：あなたのキャリアを切り開くために

今回のケースでは、仕事の配分量の偏り、人間関係、そして、今後のキャリアについて、様々な課題が浮き彫りになりました。これらの課題を解決し、あなたのキャリアを切り開くためには、以下の3つのステップが重要です。

現状の整理と問題点の明確化: まずは、現状を客観的に分析し、問題点を明確にしましょう。
所長とのコミュニケーション: 状況を正確に伝え、あなたの意向を明確に伝えましょう。
キャリアアップと働き方の検討: スキルアップ、キャリアパス、多様な働き方を検討し、あなたにとって最適な選択肢を見つけましょう。

これらのステップを踏むことで、あなたは、現在の問題を解決し、キャリアアップを実現し、仕事と育児の両立という、理想のライフスタイルを実現できるはずです。焦らず、一歩ずつ、あなたのキャリアを切り開いていきましょう。

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