バリ島旅行で役立つ！ベモ（乗り合いバス）を使いこなして、ウブドや寺院巡りを満喫する方法

バリ島旅行で役立つ！ベモ（乗り合いバス）を使いこなして、ウブドや寺院巡りを満喫する方法

この記事では、バリ島旅行を計画中のあなたが、現地での移動手段として「ベモ」と呼ばれる乗り合いバスを最大限に活用し、ウブドの棚田や寺院、ブサキ寺院やキンタマーニ高原といった人気観光地を効率よく巡るための具体的な方法を、ケーススタディ形式で解説します。初めてのバリ島旅行でも、ベモを使いこなして、自由で思い出深い旅を実現するためのノウハウをお届けします。

初めてのバリ島旅行、期待と不安が入り混じっていることと思います。特に移動手段は、旅の快適さを大きく左右する重要な要素ですよね。バリ島には、タクシーやレンタカーなど様々な移動手段がありますが、ローカルな雰囲気を味わい、費用を抑えたいなら、ベモの利用は非常に魅力的な選択肢です。しかし、ベモは路線が分かりにくい、言葉の壁があるなど、初心者には少しハードルが高いと感じるかもしれません。この記事では、ベモの基本的な情報から、具体的な利用方法、注意点、そしておすすめのルートまで、詳細に解説していきます。ベモを使いこなして、バリ島の魅力を存分に味わいましょう。

ベモとは？バリ島の乗り合いバスの基本情報

ベモ（Bemo）は、バリ島で広く利用されている乗り合いバスのことです。小型のバンやトラックを改造したもので、地元の人々の生活に欠かせない交通手段となっています。ベモは、観光客にとっても、安価で気軽に利用できる移動手段として人気があります。

ベモの種類

ベモには、大きく分けて以下の2つの種類があります。

• ミニバス（Mikrobus）： 比較的新しいタイプのベモで、エアコン付きのものもあります。観光客向けのルートでよく見かけます。
• バン（Van）： 古くからあるタイプのベモで、屋根に荷物を積むこともあります。ローカルな路線でよく利用されています。

ベモのメリット

• 安価： タクシーやレンタカーに比べて、格段に安く移動できます。
• ローカルな雰囲気： 地元の人々と触れ合い、バリ島の日常を体験できます。
• 柔軟性： 主要な観光地だけでなく、細い路地やローカルなエリアにもアクセスできます。

ベモのデメリット

• 路線が分かりにくい： 路線図がなく、行き先表示も曖昧な場合があります。
• 混雑： 混雑時は窮屈に感じることもあります。
• 交渉： 料金交渉が必要な場合があります。
• 安全面： 運転が荒い場合や、整備状況が悪い車両もあるため、注意が必要です。

ベモの利用方法：初めてでも安心！

ベモの利用は、慣れれば非常に簡単です。ここでは、初めてベモを利用する方でも安心して利用できるよう、具体的な手順を解説します。

1. 行き先の確認

まずは、どこに行きたいのかを明確にしましょう。地図アプリやガイドブックで、目的地の場所を確認し、ベモがそのエリアを通るか調べます。事前に、ホテルのスタッフや地元の人に、ベモで行けるかどうか、どのルートを利用すれば良いか尋ねてみるのも良いでしょう。

2. ベモの捕まえ方

ベモは、停留所が決まっているわけではありません。基本的には、道路沿いで手を上げて合図すれば、停まってくれます。ベモが近づいてきたら、行き先を大きな声で伝え、乗車可能か確認しましょう。もし、そのベモが自分の目的地に行かない場合は、遠慮なく断りましょう。

3. 料金の確認と支払い

乗車前に、運転手に行き先を伝え、料金を確認しましょう。料金は、距離やルートによって異なりますが、一般的に非常に安価です。料金交渉が必要な場合もありますが、相場を事前に調べておくとスムーズです。支払いは、降車時に現金で支払います。お釣りが出ない場合もあるので、小銭を用意しておくと便利です。

4. 降車方法

目的地に近づいたら、運転手に「Stop!」または「Kiri!（左）」と伝え、降車しましょう。ベモは、必ずしも目的地にぴったりと停まってくれるわけではありません。少し手前で降車し、歩いて目的地に向かうこともあります。

ウブドから棚田、寺院巡り！ベモを利用したおすすめルート

ウブドを拠点に、棚田や寺院を巡るための、ベモを利用したおすすめルートをご紹介します。これらのルートを参考に、あなただけのオリジナルな旅を計画してみてください。

ルート1：テガラランの棚田とゴア・ガジャ寺院

ウブド中心部から、テガラランの棚田とゴア・ガジャ寺院を巡るルートです。どちらも人気の観光地であり、ベモで手軽にアクセスできます。

• ウブド中心部からテガラランの棚田へ： ウブドのモンキーフォレスト通りから、テガララン方面行きのベモに乗車します。料金は、約15,000～20,000ルピア程度です。所要時間は、約30分～1時間です。
• テガラランの棚田からゴア・ガジャ寺院へ： テガラランの棚田観光後、近くの道路でゴア・ガジャ寺院方面行きのベモを捕まえます。料金は、約10,000～15,000ルピア程度です。所要時間は、約30分です。
• ゴア・ガジャ寺院からウブド中心部へ： ゴア・ガジャ寺院から、ウブド中心部行きのベモに乗車します。料金は、約10,000～15,000ルピア程度です。所要時間は、約15分です。

ルート2：ティルタ・ウンプル寺院とグヌン・カウィ寺院

聖なる泉で有名なティルタ・ウンプル寺院と、古代遺跡グヌン・カウィ寺院を巡るルートです。バリ島の歴史と文化を感じられる場所です。

• ウブド中心部からティルタ・ウンプル寺院へ： ウブドのウブド市場周辺から、ティルタ・ウンプル寺院方面行きのベモに乗車します。料金は、約20,000～25,000ルピア程度です。所要時間は、約1時間です。
• ティルタ・ウンプル寺院からグヌン・カウィ寺院へ： ティルタ・ウンプル寺院観光後、近くの道路でグヌン・カウィ寺院方面行きのベモを捕まえます。料金は、約10,000～15,000ルピア程度です。所要時間は、約15分です。
• グヌン・カウィ寺院からウブド中心部へ： グヌン・カウィ寺院から、ウブド中心部行きのベモに乗車します。料金は、約20,000～25,000ルピア程度です。所要時間は、約1時間です。

ルート3：ウルワツ寺院とクタビーチ

絶壁に建つウルワツ寺院と、美しい夕日で有名なクタビーチを巡るルートです。バリ島の自然を満喫できるルートです。

• ウブド中心部からウルワツ寺院へ： ウブドから、クタ方面行きのベモに乗車し、クタで乗り換えてウルワツ寺院方面へ向かいます。
• ウルワツ寺院からクタビーチへ： ウルワツ寺院から、クタビーチ行きのベモに乗車します。
• クタビーチからウブド中心部へ： クタビーチから、ウブド行きのベモに乗車します。

注意点： 上記はあくまで一例です。ベモのルートは、頻繁に変更されることがあります。事前に、現地の情報や最新の情報を確認するようにしましょう。

ブサキ寺院とキンタマーニ高原へのベモでのアクセス

ブサキ寺院とキンタマーニ高原は、バリ島を代表する観光地ですが、公共交通機関でのアクセスは少し難易度が高いです。ベモを利用する場合の注意点と、その他の移動手段について解説します。

ブサキ寺院へのアクセス

ブサキ寺院は、バリ島最大のヒンドゥー教寺院で、標高約1,000mの場所に位置しています。ベモでのアクセスは、以下の方法が考えられます。

• ウブドからチャーターベモ： ウブドから、ブサキ寺院までチャーターベモを利用するのが、最も確実な方法です。料金は、交渉次第ですが、往復で500,000～800,000ルピア程度が目安です。
• 公共ベモと乗り換え： ウブドから、クランクン方面行きのベモに乗り、クランクンでブサキ寺院行きのベモに乗り換える方法もあります。しかし、乗り換えが複雑で、時間がかかる可能性があります。

キンタマーニ高原へのアクセス

キンタマーニ高原は、標高約1,700mの場所に位置し、バトゥール山の雄大な景色を望むことができます。ベモでのアクセスは、以下の方法が考えられます。

• ウブドからチャーターベモ： ウブドから、キンタマーニ高原までチャーターベモを利用するのが、最も確実な方法です。料金は、交渉次第ですが、往復で600,000～900,000ルピア程度が目安です。
• 公共ベモと乗り換え： ウブドから、テガララン方面行きのベモに乗り、テガラランでキンタマーニ高原行きのベモに乗り換える方法もあります。しかし、乗り換えが複雑で、時間がかかる可能性があります。

注意点： ブサキ寺院とキンタマーニ高原は、いずれも標高が高く、道も険しい場所にあるため、ベモでのアクセスは、ある程度の覚悟が必要です。また、天候によっては、ベモの運行が中止になることもあります。安全を第一に考え、無理のない計画を立てましょう。

ベモ利用時の注意点と安全対策

ベモは、ローカルな雰囲気を味わえる魅力的な交通手段ですが、利用する際には、いくつかの注意点があります。安全にベモを利用するためのポイントを解説します。

1. 貴重品の管理

ベモは、不特定多数の人が利用する乗り物です。貴重品は、常に身につけておき、人目につかないようにしましょう。バッグは、体の前に抱えるなど、防犯対策を徹底しましょう。

2. 料金交渉

料金交渉は、ベモを利用する上で避けて通れない場合があります。事前に、相場を調べておき、不当な料金を請求されないように注意しましょう。自信がない場合は、ホテルのスタッフや地元の人に、料金交渉を頼むのも良いでしょう。

3. 運転手の対応

運転手の対応は、人によって異なります。親切な運転手もいれば、強引な運転手もいます。もし、運転手の態度に不快感を覚えた場合は、無理に乗車しないようにしましょう。また、運転中に、危険な運転や、過度な勧誘などがあった場合は、すぐに降車するようにしましょう。

4. 荷物の管理

ベモは、荷物を置くスペースが限られています。大きな荷物は、事前にホテルのフロントなどに預けておくと良いでしょう。また、荷物は、自分の目の届く範囲に置き、盗難に注意しましょう。

5. 健康管理

ベモは、エアコンがない場合が多く、暑い車内で長時間過ごすことになります。こまめに水分補給をし、熱中症にならないように注意しましょう。また、体調が悪い場合は、無理に乗車しないようにしましょう。

6. 事故への備え

ベモは、必ずしも安全な乗り物とは限りません。万が一、事故に遭った場合に備えて、海外旅行保険に加入しておくことをおすすめします。また、事故に遭った場合は、落ち着いて、警察や保険会社に連絡しましょう。

ベモ以外の移動手段も検討しよう

ベモは、安価でローカルな雰囲気を味わえる魅力的な交通手段ですが、必ずしもすべての観光地へのアクセスに適しているわけではありません。場合によっては、他の移動手段を検討することも重要です。

タクシー

タクシーは、ベモに比べて料金は高いですが、快適で、目的地まで直接アクセスできます。メーター制のタクシーを利用し、ぼったくりに注意しましょう。

レンタカー

レンタカーは、自分のペースで自由に移動できるため、効率的に観光できます。ただし、バリ島の交通事情は、日本とは異なるため、運転には十分な注意が必要です。

バイクタクシー（Grab/GoJek）

GrabやGoJekは、アプリで簡単に配車できるバイクタクシーです。料金が安く、渋滞を回避できるため、短距離の移動に便利です。

チャーターカー

チャーターカーは、運転手付きの車を借りる方法です。料金は高めですが、安心して移動でき、観光ルートの相談もできます。

移動手段の選択： 自分の予算、移動距離、重視するポイント（快適さ、効率性、ローカル感など）を考慮して、最適な移動手段を選びましょう。複数の移動手段を組み合わせるのも良いでしょう。

まとめ：ベモを使いこなし、バリ島旅行を最大限に楽しもう！

この記事では、バリ島旅行でベモを使いこなし、ウブドの棚田や寺院、ブサキ寺院やキンタマーニ高原といった人気観光地を巡るための方法を解説しました。ベモは、安価でローカルな雰囲気を味わえる魅力的な交通手段です。しかし、路線が分かりにくい、安全面への不安など、初めて利用する方にとっては、ハードルが高いと感じるかもしれません。この記事で紹介した、ベモの基本的な情報、利用方法、注意点、おすすめのルートなどを参考に、ベモを使いこなし、バリ島旅行を最大限に楽しんでください。安全に注意し、素晴らしい旅の思い出を作ってください！

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