1歳8ヶ月の子供がいるママへ：アロマテラピーとの向き合い方 – 安全な使い方と注意点

この記事では、1歳8ヶ月のお子さんを持つお母様が、アロマテラピーを安全に楽しむための具体的なアドバイスを提供します。手作りコスメや掃除スプレーなど、アロマテラピーを生活に取り入れている中で、お子さんへの影響を心配されているあなたへ。専門家としての視点から、精油の選び方、使用量の目安、そして安全な活用方法について、詳しく解説していきます。

最近アロマテラピーに興味をもち少しですが、勉強を始め手作り化粧品や掃除用スプレーなど作り始めました。

そこで質問なんですが、精油の使用について調べていると3歳以下の子には使用しない方がいいとか…一日最大10滴までの使用とか…

我が家では子供に石鹸（アボカドオイル&シアバターにラベンダー15滴家族3人で約半年分）クエン酸リンス、バスボムなどの入浴剤を（二つともラベンダーかティーツリーのどちらか1滴か2滴リンスは家族3人で役1週間分）

子供に直接ではないですが、おもちゃや床・机を含むすべての掃除に除菌スプレー（ティーツリーとラベンダー計10滴役1ヶ月分）同じスプレーをカーテンや布団（子供も同じ部屋に寝ます）にも使用

洗濯にセキス炭酸ナトリウムに柔軟剤としてクエン酸・グリセリン・ユーカリラジアータかラベンダーかティーツリーの内2種類 20〜25滴約2週間分

私と主人が風邪を引いたときにマスクやうがいにユーカリラジアータ・ティーツリー・ラベンダー・マンダリンなどを1滴か2滴

主人が乾癬なので乾癬の乾燥防止クリーム（オリーブかホホバにラベンダー3滴約2週間分）

主人のシェービングムースにジェルベース・カオリン・レモングラス・ラベンダーを2滴約2週間

私と主人で歯磨き粉（カオリン・重層・スペアミント・ペパーミント・ティーツリーのなかの2種類を計4〜5滴約1〜2ヶ月分）

私と主人でリップクリーム・ボディクリーム・ハンドクリーム・ヘアワックス（すべて、シアバターかオリーブかホホバかアボカドかアーモンドにラベンダーとティーツリー計3滴約2週間分）として使用しています。

あとは美肌水を使ったり、たまにですが水虫対策に美肌水にティーツリー（2滴約2週間分）を混ぜて使ったりしています。

すべて手作りです。

直接子供に使ったりしているもので辞めた方がいいもの

間接的でも使用を控えた方がいいものはありますか？

いちよう子供にもOKな精油を選んでいるつもりなのですが大丈夫でしょうか？

直接的なものはできるだけ敵数は少なめにしていますが間接的なものは普通に作っています。

バスボムは精油の使用はやめようと思っています。

洗濯は今後匂いでも選びたいのですがやはり子供OKの精油でなければダメですか？それとも使用自体を控えた方がいいですか？

マスクに直接精油を垂らすまたはティッシュに垂らしマスクするかまくらの下に置くのは同じ部屋にいる子供に大丈夫なのでしょうか？

長々ダラダラと質問してしまいましたが、詳しい方いましたら教えて下さい。

そして、自身でも勉強していきたいので、赤ちゃんや子供へのアロマについて詳しく記載してある本やサイトがあれば教えて下さい。

よろしくお願いします。

はじめに：アロマテラピーと子育ての両立

アロマテラピーは、心身のリラックスや健康維持に役立つ素晴らしいツールです。しかし、1歳8ヶ月のお子さんを持つお母様にとっては、安全性が最優先事項となります。特に、精油は高濃度で成分が凝縮されているため、使い方を誤ると肌への刺激や呼吸器への影響など、様々なリスクが考えられます。この記事では、安全なアロマテラピーの実践方法を具体的に解説し、あなたとお子さんの健やかな毎日をサポートします。

1. 精油選びの基本：安全な精油とは？

お子さんへの使用を考える上で、まず重要なのは精油の選択です。すべての精油が子供に適しているわけではありません。一般的に、3歳未満の子供には、使用を避けるべき精油が多く存在します。以下の表は、安全性が高く、比較的安心して使用できる精油と、注意が必要な精油の例です。

安全性が高いとされる精油	注意が必要な精油
ラベンダー（真正ラベンダー）	ユーカリ（全般）
マンダリン	ペパーミント
ローマンカモミール	ローズマリー
スイートオレンジ	シトロネラ
ティーツリー（少量）	レモン

注意点:

真正ラベンダー：ラベンダーにはいくつかの種類がありますが、真正ラベンダー（Lavandula angustifolia）が最も安全性が高いとされています。
ティーツリー：抗菌作用が強いですが、高濃度での使用や長時間の使用は避けてください。
ユーカリ：ユーカリにはいくつかの種類があり、ユーカリ・グロブルスは避けるべきです。ユーカリ・ラディアータは比較的安全ですが、少量から試しましょう。
柑橘系：光毒性のある精油もあるため、使用後の紫外線対策が必要です。

2. 使用量の目安：薄めることの重要性

精油は、キャリアオイル（ホホバオイル、アボカドオイルなど）で薄めて使用することが基本です。お子さんの場合は、さらに薄める必要があります。一般的に、3歳未満の子供には、0.5%以下の濃度で使用することが推奨されています。これは、精油1滴をキャリアオイル10mlに混ぜる程度です。

具体的な使用例:

マッサージオイル：キャリアオイル10mlに対し、精油1滴（0.5%濃度）
掃除スプレー：水100mlに対し、精油1〜2滴（0.1〜0.2%濃度）

注意点:

パッチテスト：使用前に、腕の内側など目立たない部分に少量塗布し、24時間様子を見て、赤みやかゆみが出ないか確認してください。
少量から始める：初めて使用する精油は、少量から試し、お子さんの反応を注意深く観察してください。
吸入：芳香浴を行う場合は、ディフューザーを使用するか、ティッシュに1〜2滴垂らし、お子さんから離れた場所に置いてください。

3. 間接的な使用：空気清浄と安全な環境作り

お子さんがいる空間でのアロマテラピーは、直接的な使用だけでなく、間接的な方法も重要です。掃除スプレーや洗濯、マスクへの使用など、間接的な使用方法について、安全な方法を解説します。

3-1. 掃除スプレー

掃除スプレーに使用する精油は、お子さんにも安全なものを選び、濃度を薄めることが重要です。ティーツリーやラベンダーは、抗菌・抗ウイルス作用があり、掃除に役立ちますが、使用量に注意しましょう。

安全な掃除スプレーの作り方:

材料：精製水100ml、無水エタノール5ml、精油1〜2滴
作り方：スプレーボトルに材料を入れ、よく振って混ぜる。
使用方法：床や机など、お子さんが触れる場所に吹きかけ、拭き取ります。

3-2. 洗濯

洗濯に精油を使用する場合は、柔軟剤としてクエン酸を使用し、精油は少量に留めましょう。洗濯物の香り付けには、ラベンダーやティーツリーなど、安全性の高い精油を選び、お子さんの肌に直接触れるものを避けるようにしましょう。

安全な洗濯方法:

材料：セスキ炭酸ソーダ、クエン酸、精油（ラベンダー、ティーツリーなど）
作り方：洗濯機にセスキ炭酸ソーダを入れ、すすぎの際にクエン酸と精油を数滴加えます。

3-3. マスク

マスクに精油を使用する場合は、お子さんの近くで直接使用するのは避けましょう。マスクの内側に直接精油を垂らすのではなく、ティッシュに1〜2滴垂らし、マスクから離れた場所に置くなど、間接的な方法で使用してください。

4. 避けるべき精油と使用方法

お子さんの安全を最優先に考え、避けるべき精油と使用方法を明確にしておきましょう。以下の点に注意してください。

3歳未満の子供への使用を避けるべき精油：ユーカリ、ペパーミント、ローズマリー、シトロネラ、レモンなど、刺激の強い精油は避けてください。
高濃度の使用：精油を原液のまま使用したり、高濃度で使用することは避けてください。
経口摂取：精油を口に入れることは絶対に避けてください。
長時間の使用：長時間の芳香浴や、同じ精油を連続して使用することは避けてください。

5. その他の注意点：アレルギーと禁忌

アロマテラピーを使用する際には、アレルギーや禁忌についても注意が必要です。お子さんにアレルギーがある場合は、使用する前に必ず医師に相談してください。

アレルギー：特定のアレルギーを持つお子さんの場合、そのアレルゲンとなる精油の使用は避けてください。
持病：てんかんなどの持病がある場合は、使用前に医師に相談してください。
妊娠中・授乳中の母親：妊娠中や授乳中の母親は、使用できる精油が限られます。専門家のアドバイスを受けてください。

6. おすすめの書籍と情報源

アロマテラピーについてさらに深く学びたい場合は、信頼できる情報源を参考にしましょう。以下におすすめの書籍とウェブサイトを紹介します。

書籍：
- 「アロマテラピー検定公式テキスト」：アロマテラピーの基礎知識を学ぶことができます。
- 「子どものためのアロマテラピー」：子供向けの安全なアロマテラピーについて詳しく解説しています。
ウェブサイト：
- 日本アロマ環境協会（AEAJ）：アロマテラピーに関する情報や、資格取得に関する情報が得られます。
- アロマ専門店のウェブサイト：信頼できるアロマ専門店のウェブサイトでは、精油の選び方や使用方法に関する情報が提供されています。

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7. まとめ：安全なアロマテラピーで豊かな毎日を

この記事では、1歳8ヶ月のお子さんを持つお母様が、アロマテラピーを安全に楽しむための具体的な方法を解説しました。精油選び、使用量の目安、間接的な使用方法、避けるべき精油、アレルギーと禁忌、そして情報源について理解を深めることで、あなたとお子さんの健やかな毎日をサポートすることができます。アロマテラピーを正しく活用し、心身ともにリラックスできる豊かなライフスタイルを実現しましょう。

アロマテラピーは、正しく使えば、あなたとご家族の生活を豊かに彩る素晴らしいツールです。この記事が、あなたのアロマテラピーライフの一助となれば幸いです。

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