転職経験者に学ぶ!職種別転職体験談

私の手がけた広告がきっかけで転職する方がいること、そしてその転職を喜んでもらえることが何よりの喜びです。

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Tさん / 39歳 / 女性 / 茨城県
転職前:人材派遣会社営業
転職後:求人広告営業

転職成功

-転職前の企業での業務内容を詳しく教えてください。
軽作業の派遣先を探す新規営業がメインの仕事です。
求人誌やハローワークに求人を出している企業に電話で営業をしたり、飛び込み営業を行ったりしていました。
派遣契約を結んだ後は、お客様の仕事内容やどのようなスタッフ(仕事先を探すために登録している方)が良いかに合わせてスタッフを選びます。スタッフが決まり仕事が開始になると、スタッフと一緒にお客様の所に行き、説明などに立ち会います。
お客様の所には定期訪問をして、スタッフのことで何か困っていることはないか、他にお手伝いできることはないかなどを伺います。お客様の方からスタッフが合わない、またスタッフの方からこの派遣先は嫌だという声が出れば、どうして今回はうまくいかなかったかを話し合い、対策を考えます。
-転職を考えたきっかけを教えてください。
会社中での女性差別がひどかったからです。
本当は女の営業はいらなかったと陰口を言われていました。大手顧客を獲得した際には、上司に女のお前には任せられないと言われ、成果を横取りされたこともあります。
土日もスタッフの送迎やクレーム対応などで出社しなければいけない日が多く、しっかり休める日があまりありませんでした。その為、体調を崩してしまうこともよくありました。
その上、酷い時は上司の派遣先に合うスタッフが見つからないからと言われ、派遣先の仕事に行かされたこともありました。
そのようなことが続くと当然自分の仕事が出来ず、営業成績に響き、評価も悪くなりました。このような状況が続いた為、この仕事に将来性を感じることが出来なかったので、転職を決意しました。
-この業務だけはもっと続けたかったという業務があれば教えてください。
新規開発したお客様のフォローは続けたかったです。
「営業があなただったから、うちは御社にお願いしたのに」と言って下さるお客様の元を去らなければならなかったのは、正直言って辛かったです。
-転職活動はどのように行いましたか?
在職中に転職サイトと転職エージェントに登録をして、求職活動をしていました。
リクルートエージェントからの紹介で、数社の面接を受け内定に至りました。転職エージェントを利用して良かったことは、職務経歴書の書き方の指導や面接の練習をしてもらえたことです。
また、企業との面接の日程の調整もしてもらえたので、在職中でなかなか時間が取れない状態での転職活動をしていた為、助かりました。
私の場合は勤務地の変更もしたかったので、求人雑誌ですと地元の企業がメインで他の地域の仕事を探すのにあまり適していなかった為、転職サイトと転職エージェントを利用しました。
-転職後の会社に入社を決めた理由を教えてください
男女差別が全くなく、正当に評価されると言われたからです。
前の職場のように上司の意見は絶対だという所がなく、社内の人間関係が良さそうな所にも惹かれました。また業界最大手の企業で働けるのも魅力に感じ、待遇面も好条件でしたので入社を決意しました。
-転職後の会社での業務内容を詳しく教えてください。
私は主に転職者向けの求人サイトの営業を担当していました。以前に求人媒体を利用したことのあるお客様に対して、電話や訪問を通して、採用計画や人材で困っていることがないかを尋ね、お客様のニーズに対して求人媒体の提案をしていました。
職種や業界や雇用形態によって適した求人媒体を考え、それぞれに適した案内が出来るように努めていました。
求人広告を掲載することが決まると、お客様に取材をします。会社のアピールポイント、仕事内容、欲しい人材とはどのような人か、職場はどのような所かなどの求人情報をなるべく詳しく聞いていきます。広告の制作担当者と一緒に取材することもありますが、一人で取材する時は、求人広告に載せる写真の撮影もしていました。
会社に戻ると、求人原稿を作成します。
求人広告の大きさによって自分一人で広告を作成する場合と、原稿の下書きをもとに制作担当者が広告を作る場合があります。制作担当者が取材に同行していない場合は、打ち合わせを行い、どのような広告にしていけばいいかを話し合います。
広告が出来上がると、一文字ずつ念入りにチェックします。
文字の間違いはもちろんあってはいけませんが、お客様が求める広告のイメージ通りになっているかもしっかり確認します。確認後は入稿手続きをします。
広告の掲載が始まると、お客様にどれくらい応募があって、実際に採用できたかどうかを尋ねます。採用がうまく行かなかったお客様に対しては、採用計画の見直しや、異なる求人媒体の提案などを行っていきます。
-入社前のイメージと違っていたところはどんなところですか?
体育会系でがむしゃらに仕事をしているイメージがありました。しかし入社してみると、プライベートと仕事を分けて、効率良く仕事に取り組んでいる人がほとんどでした。
営業は個人で行うものだと思っていましたが、みんなで団結して仕事をして、個人が目標を達成するとチームのみんなで喜び、難しい案件を抱えている人がいれば意見を出し合ってお互い助け合う環境でした。
-仕事の難しさ、辛さを感じた点はありますか?またそれはどのように克服しましたか?
違う業界からの転職でしたので、ありとあらゆることを一から勉強していかなくてはならなかったことです。お客様の業界も様々な種類がありましたので、全く知らない職種や業界のことは日々の仕事が忙しい中、時間を取って勉強しないといけませんでした。
また同じ営業とは言っても、営業スタイルが全く違ったので慣れるまでは大変でした。
しかし転職者が多いこともあり、社内の研修が充実しており、営業ロープレなどを通して仕事に慣れていくことが出来ました。
日々の営業で困っている事などは営業チーム内で共有して、先輩や上司からアドバイスをもらうことが出来ました。また、難しい案件の時は先輩や上司が営業に同行してくれたり、営業に行く前にどのように今回の営業は進めていったら良いのかを一緒に考えてくれたりしたので、徐々に営業に慣れていきました。
営業目標の達成は大変でしたが、達成した際はインセンティブが出るので、それがみんなのやる気に繋がっていたと思います。
-仕事の中でやりがいを感じた部分はどこですか?
お客様の求めていた人材の採用が成功した時です。
これまで他社の求人媒体を含めても採用がうまくいかなかったお客様に対して、採用する人材のターゲットを変更してみることを提案し、これまでとは全く違う広告にしたことがあります。
すると今まではなかなか応募自体がなかったのに、今回はたくさんの応募があり、結果としてお客様の欲しかった人材の採用に成功することができました。
「あなたに広告をお願いして良かった」と言って頂き、大変喜んで頂けたのが嬉しかったです。
-転職は成功でしたか?失敗でしたか?
成功だと思います。
-なぜそのように感じましたか?
年収はかなり上がり、休みもしっかり取れるようになりました。
仕事は大変でしたが、長期休みも取れるようになったので、プライベートを充実させることができました。職場の人間関係も良好でしたので、前の職場とは違いオフィスにいるのが辛いと感じなくなりました。
-この仕事の個人的な楽しみ方を教えてください。
求人広告を通じて、お客様の会社の成長に関わることができることです。
ある出版社のお客様が、今後の事業拡大の夢を私に語って下さったことがありました。
その夢を叶える為に何かできることはないかを、お客様と何度も話し合いました。
そこで今後必要になってくると思われた様々な職種で人材の募集を提案しました。
今までとは違った採用方法を取った所、お客様の望んだ人材の採用に成功したことがあります。

お客様に大変喜んで頂き、今後どのような本を出版していきたいかを教えて頂けました。その出版社の新しい本を見つけるたび、嬉しくなります。
また、お客様を訪問した際に、私の作った広告で入社された方にお会いし、この会社に入社出来て良かったと言って頂き、採用担当者の方にあの時求人広告を出して本当に良かったと言って頂けるのが嬉しかったです。
-この転職からどのようなことを学びましたか?
もし今の職場が自分には合わない、働くことが辛いと考えているならば、思い切って転職してみるべきだということです。自分が努力しても今の環境が良くならないと感じたなら、全く新しいことをしてみるのもいいと思います。
前の職場に在職中の時から、転職サイトや転職エージェントに登録して、求職活動が出来たのは良かったです。仕事が辛いからといってすぐにはやめずに、在職中に内定をもらうことができたのも、収入面で不安を感じずに済み、良かったです。新しい職場に最初の出社日を交渉することができ、スムーズに次の職場に移ることができました。
もしすぐに転職するつもりがなかったとしても、転職サイトや求人誌をチェックしておくのはいいと思います。
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